2014年の車名別販売ランキングで乗用車は「アクア」、軽自動車は「タント」が首位

23万4456台を販売して2014年の新車販売台数でNo.1となったダイハツ「タント」

　自販連（日本自動車販売協会連合会）と全軽自協（全国軽自動車協会連合会）は1月8日、2014年12月、および2014年通年の乗用車車名別販売台数と軽四輪車通称名別新車販売速報を発表した。

1万6314台を販売した「アクア」が7カ月連続で首位

　2014年12月の乗用車車名別販売台数は、1万6314台を販売した「アクア」が7カ月連続で首位となった。12月は首位の「アクア」と1万587台の販売で2位となった「フィット」の上位2モデルだけが1万台超。3位の「プリウス」は2014年唯一の1万台割れとなっている。6位にランクインした「ノート」（6304台）までの上位6モデルは11月から順位変動なし。ニューモデルでは10月下旬に発売された「エスクァイア」（5712台）、12月上旬に発売された「グレイス」（5138台）が初めてトップ10入りした。

乗用車で2014年の首位となったトヨタ「アクア」、販売数全体ではタントと1247台差の23万3209台で2位

　2014年の年間普通車車名別販売台数は、2013年に続いて「アクア」となった。1年を通して2位より下に落ちたことはなく、月間首位を8回獲得。残り4回は「フィット」が首位となっており、年間のランキングでも「アクア」（23万3209台）と3万371台差の20万2838台で2位となっている。このトップ2が20万台超、6位の「ノート」（10万6765台）までが10万台超の販売台数となった。

「ワゴンR」が2カ月連続でトップ。2位は1177台差で「タント」

スズキ「ワゴンR」

　11月に2013年12月から11カ月連続トップとなってきた「タント」を下して首位の座に立った「ワゴンR」（1万8255台）が2カ月連続でトップ。2位は1177台差の1万7078台で「タント」。3位は12月上旬にモデルチェンジした「ムーヴ」が1万6361台を販売。11月の9位（8078台）から大きくジャンプアップしている。1万台超えは8位の「デイズ」（1万574台）まで。ニューモデルとして11月上旬にデビューした「ウェイク」も、2カ月連続してトップ10入りして好調さを見せている。

2014年の年間軽自動車車名別販売台数トップは23万4456台で全体でも1番の「タント」

2013年に全体トップだったホンダ「N-BOX」も、17万9930台を販売して軽自動車で2位となった

　2014年で年間軽自動車車名別販売台数のトップになったのは、1月～10月と連続して首位の座を手に入れた「タント」。国内販売全体でも、「アクア」に1247台の差をつけて“2014年に一番売れたクルマ”となっている。2位には2013年の全体トップだった「N-BOX」が17万9930台を販売して名を連ねる。軽自動車で20万台超になったのは「タント」のみだが、2位から10位の「ハスラー」（10万4233台）までが10万台超の販売。11位は5万7729台の「eK」となっている。