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アウディ、ボディをコンパクト化して最大300kgの軽量化を果たした新型SUV「Q7」

車線維持を助ける「アウディアクティブレーンアシスト」などの先進機能を標準装備

2016年3月下旬発売

804万円~929万円

2代目にモデルチェンジして3月下旬に発売となる新型「Q7」

 アウディ ジャパンは、プレミアムSUV「Q7」をフルモデルチェンジして3月下旬に発売する。全車右ハンドル仕様で価格は804万円~929万円。

モデルエンジン変速機駆動方式価格
Q7 2.0 TFSI quattro直列4気筒DOHC 2.0リッター直噴ターボ8速Sトロニック4WD8,040,000円
Q7 3.0 TFSI quattroV型6気筒DOHC 3.0リッター直噴スーパーチャージャー9,290,000円
新型「Q7」のインテリア

 2006年に初代モデルが日本市場に導入されて以来、初めてのモデルチェンジとなるQ7は、ボディサイズを初代の5085×1985×1740mm(全長×全幅×全高)から全体的に少しずつ縮小して、5070×1970×1735mm(全長×全幅×全高)にコンパクト化。一方で室内長は拡大し、キャビンの居住性を高めている。

 エンジンは最高出力185kW(252PS)/5000-6000rpm、最大トルク370Nm/1600-4500rpmを発生する直列4気筒DOHC 2.0リッター直噴ターボと、最高出力245kW(333PS)/5500-6500rpm、最大トルク440Nm/2900-5300rpmを発生するV型6気筒DOHC 3.0リッター直噴スーパーチャージャーの2種類を設定し、それぞれに独自の4WDシステムである「quattro」とセットになる8速ティプトロニックをトランスミッションとして組み合わせる。

 足まわりではサスペンション形式を初代の前後ダブルウィッシュボーン式から5リンク式に変更。また、「アダプティブエアサスペンション」「4輪ステアシステム」などを採用している。こうした基本構造の大幅な変更により、車両重量を初代モデルから最大300kg軽量化し、軽快で快適な走行性能と燃費向上などによる環境対応力を高めている。

 インテリアでは、12.3インチのTFTディスプレイでメーターパネルを構成し、多彩なグラフィック表示で運転をアシストする「アウディ バーチャルコックピット」を3.0 TFSI quattroに標準装備、2.0 TFSI quattroにオプション設定。大型タッチパッドを備えて各種車載システムを一元的にコントロールできる「アウディ MMI」と組み合わせ、高い操作性と機能性を発揮する。

 このほかにプレミアムSUVとしての先進性を表現するドライブアシスト装備として、自動ブレーキの作動などによって追突の危険を減らす「アウディプレセンス シティ」、ドライバーの車線維持操作を補助する「アウディアクティブレーンアシスト」、トラフィックジャムアシスト機能で渋滞時のドライバーの負担を軽くする「アダプティブクルーズコントロール」、駐車時のステアリング操作を補助する「パークアシスト」などを全車に標準装備。さらに車線変更時の安全確認をサポートする「アウディサイドアシスト」、後方からの衝突時に乗員保護能力を高める「アウディプレセンス リヤ」などをオプション設定している。

 Q7 2.0 TFSI quattroQ7 3.0 TFSI quattro
全長×全幅×全高5,070×1,970×1,735mm
総排気量1,984cc2,994cc
最高出力185kW(252PS)/5,000-6,000rpm245kW(333PS)/5,500-6,500rpm
最大トルク370Nm/1,600-4,500rpm440Nm/2,900-5,300rpm
トランスミッション8速ティプトロニック
駆動方式フルタイム4WD

(編集部:佐久間 秀)