ニュース

独フォルクスワーゲン、コンバーチブルSUVのコンセプトモデル「T-Cross Breeze」世界初公開

欧州で今夏発売される新型「up!」もデビュー

2016年3月1日(現地時間)発表

 独フォルクスワーゲンは3月1日(現地時間)、コンバーチブルSUVのコンセプトモデル「T-Cross Breeze(T-クロスブリーズ)」と欧州で今夏発売予定の新型「up!」を、「第86回ジュネーブモーターショー2016」(プレスデー:3月1日〜2日、一般公開日:3月3日〜13日)で世界初公開した。

T-Cross Breeze

T-Cross Breeze

 今回発表された「T-Cross Breeze」は、手ごろな価格でオープンエアドライブを楽しめることを目指して開発されたポロクラス初のコンバーチブルSUV。ボディサイズは4133×1798×1563mm(全長×全幅×全高)、ホイールベースは2565mmとし、エクステリアでは幅広いラジエーターグリルとLEDのデイタイムランニングライト付きLEDヘッドライト、ボディサイドを横断する2重のキャラクターライン、スパイラルデザインの19インチアルミホイールなどを特徴とする。リヤエンドでは、LEDテールランプを一体化した幅広いテールゲートが印象的で、このテールゲートを開くと300L近い容量を備え、積み下ろしも容易なカーゴスペースが出現する。

 インテリアでは次世代のヒューマン・マシン・インターフェイス(HMI)を採用。ドライバー正面に設置され、自由にプログラミングが可能な「アクティブインフォディスプレイ」と、インフォテイメントシステムのモニターとして働くセンターコンソールの上の「ヘッドユニット」という2つの分離したスクリーンで構成。

 フォルクスワーゲンでは新世代のデジタルメーターパネルを「アクティブインフォディスプレイ」と呼び、3Dのアニメーションを介してドライビングに必要な情報を提供するほか、ナビゲーションシステムやフロントカメラなどと連携して走行状況に応じてエンジン、ダンパー、ステアリングなどの特性を自動調整する「予測ドライビングプロファイルセレクター」などを装備することが特徴となる。

 また、DSG デュアルクラッチギアボックス、エレクトロニックパーキングブレーキ、アダプティブシャシーコントロール(DCC/Sport、Normal、Comfort)の3つのメカニズムを操作するためのバイ・ワイヤ方式のギアチェンジユニットをセンターコンソールに設置。同ユニットはガラス製スクロールホイール(複数)を回すことで簡単に操作を行なうことができるという。

 パワーユニットはアイドリングシステムとエネルギー回生機構を備えた1.0リッターガソリン直噴ターボエンジン(TSI)で、7速DSGを介して前輪を駆動。最高出力は81kW(110PS)を発生し、1500rpmから175Nmの最大トルクを発生することが可能になっている。車両重量は1250kgに抑えられており、0-100km/hを10.3秒で加速し、最高速は188km/h。燃料消費量とCO2排出量はそれぞれ5.0L/100km、115g/kmに抑えられた。燃料タンク容量は40Lで、航続距離は計算上800kmに達し、途中で給油することなくジュネーブからカンヌやヴェネチアまでドライブすることが可能としている。

新型up!

新型up!

 今夏に欧州で発売される新型up!は、新デザインのボディパネル、新色、新ホイール、新しいカスタマイズのオプション、新装備、デザインを全面的に見直したインテリア、新インフォテインメントシステム、そしてパフォーマンスとトルクが大幅に向上した新エンジンの採用などを特徴とする。

 新型「up!」では2ドア、4ドアの両バージョンを設定する「take up!」「move up!」「high up!」「eco up!」と、4ドアバージョンのみの設定となる「load up!」「cross up!」「e-up!」の合計7モデルを用意。

 デザイン面ではLEDデイタイムランニングライトを標準装備するヘッドライト、バンパーとリアディフューザー、テールランプ、方向指示灯を一体化したサイドミラー、カラーと装飾を採用したダッシュパッド、シートなどが新しくなった。加えてインテリアでは、ダッシュパッドの上に載せたスマートフォンを、Bluetooth経由でシステムに接続すると、フォルクスワーゲンアプリによってナビ付きのインフォテインメントシステムおよび車載コンピューターとして利用できる新しいスマートフォン統合機能を搭載する。

 パワートレーンは、これまで44kW(60PS)または55kW(75PS)を発生する直列3気筒エンジンを搭載していたが、新たに最高出力66kW(90PS)、最大トルク160Nmを発生する直列3気筒1.0リッター直噴ターボエンジンもラインアップに追加。同エンジンを搭載するモデルでは0-100km/h加速10秒、最高速185km/hをマークしており、初代「ゴルフ GTI」エンジンと同等の性能を目指して開発が行なわれたという。

(編集部:小林 隆)