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ホンダ、米国で新型「NSX」量産第1号車を納車

オーナーはチャリティーオークションで120万ドルで落札したリック・ヘンドリック氏

2016年5月24日(現地時間)発表

 本田技研工業の米国現地法人アメリカン・ホンダモーターは5月24日(現地時間)、「アキュラ」ブランドの新型「NSX」の量産第1号車をラインオフし、オーナーとなったリック・ヘンドリック氏に納車したと発表した。

 新型NSXは専用工場として設立された米国オハイオ州メアリズビルの「パフォーマンス・マニュファクチュアリング・センター(PMC)」で量産が行なわれ、北米仕様車を皮切りに各地域向けの生産も順次開始される。

 このPMCで生産された第1号車のオーナーとなったヘンドリック氏は、1月に「Barrett-Jackson」で行なわれたチャリティオークションに参加し、120万ドルで第1号車のオーナーとなる権利を落札した人物。なお、この落札金額は米国の2つのチャリティー団体に寄付されている。

 納車にあたってヘンドリック氏は「この素晴らしい新型NSXの第1号車を手にすることと、これを通じてチャリティに貢献できることは、非常に特別な瞬間であると感じています」との感想を口にしており、アメリカン・ホンダモーター 副社長 アキュラ担当役員のジョン・イケダ氏は「新型NSXはアキュラのDNAをまさに体現するモデルです。この夢の商品をほかのお客様にも早くお届けしたいと思っており、これを契機として今後もさらにアキュラを発展させていきます」とコメントしている。

(編集部:佐久間 秀)