CES 2016

新型「NSX」にPanasonic Automotiveの最新オーディオシステム「ELS Studio Premium Audio System」搭載

2016年1月5日(米国西海岸時間)開催

新型「Acura NSX」にPanasonic Automotiveの「ELS Studio Premium Audio System」を搭載
Panasonic Corporation of North America会長兼CEOのジョセフ・M・テイラー氏

 パナソニックは1月5日(米国西海岸時間)、米ラスベガスで1月6日から開催される「CES 2016」に合わせてプレスカンファレンスを開催。この場で、2016年春に北米で販売が開始される「Acura NSX」に、同車のために設計されたPanasonic Automotiveの最新サウンドシステム「ELS Studio Premium Audio System」が搭載されることを発表した。

「ELS」はグラミー賞を8度受賞した音楽プロデューサーのEl'iot Scheiner氏と共同開発したもので、2003年からAcuraに納入を開始している。

 今回発表された「ELS Studio Premium Audio System」は、9個のスピーカーと580Wのアンプを用いた新型Acura NSX向けにカスタマイズしたもの。ELS Studioを2人乗りスポーツカーに搭載するのは初めてのことになるという。すべてのコンポーネントを軽量化し、2倍の出力を持つフロントスピーカー、自然なサラウンドイメージを作るためのリアセンタースピーカーを備えるほか、独自技術の「Acoustic Motion Control」を搭載する。

グラミー賞8回受賞の音楽プロデューサーであるEl'iot Scheiner氏と共同開発した「ELS」の、Acura NSX向けプレミアムオーディオシステムを搭載する
リアセンタースピーカーを含む9個のスピーカーを搭載

 このほか、パナソニックのプレスカンファレンスでは「OneConnect」を発表した。さまざまな車載オーディオシステムに統合が可能な情報通知システムで、渋滞情報や空港情報など各サービスからの情報を取得し、必要な時にドライバーに通知することができる。

 CESでのパナソニックのブースでは、こうしたパナソニックが提供している技術やシステムを統合した未来のドライバー体験として「e-cockpit」を展示するという。

 また、2017年型の「リンカーン MKZ」にパナソニック製リチウムイオンバッテリーが搭載されるほか、インフォテイメントシステムの「SYNC 3」が採用されたことを発表した。

さまざまなオーディオシステムに統合可能な情報通知システム「OneConnect」
パナソニックのシステム、技術を集めて未来のドライバー体験ができるという「e-cockpit」を展示予定
2017年型の「リンカーン MKZ」のハイブリッド車にパナソニック製のリチウムイオンバッテリーや、インフォテイメントシステムの「SYNC 3」を搭載

編集部:多和田新也