ホンダ、「インサイト」のエコアシスト利用で約10%燃費改善
Honda HDDインターナビの燃費データ分析結果を発表

エコアシストの「運転度採点履歴」画面

2009年10月5日発表



 本田技研工業は10月5日、ハイブリッド車「インサイト」に搭載するエコアシストをユーザーが活用した際の実用燃費改善が約10%になることを発表した。

 エコアシストは、メーカーオプションのHonda HDDインターナビシステムを取り付けることで利用可能になる機能で、画面に詳細な運転情報が表示されるとともに、インターナビ・プレミアムクラブのWebサイトで低燃費運転の上達度の推移を確認できるようになる。

 約5000台のインサイトからインターナビ・プレミアムクラブのWebサイトにアップロードされたデータ約170万件を分析した結果、運転経験(回数)とともに燃費が向上し、300回目の運転時の平均燃費は、購入直後に比べ約10%向上し、最大では約20%向上したと言う。また、インサイトオーナー約1000名に実施したアンケートでは、回答者の約70%がエコアシストを活用した結果「日常的にエコ運転を心がけるようになった」「これまでに比べて燃費を気にするようになった」との答えがあったとし、ドライバーの低燃費運転に対する意識にも影響を与えたと結論づけている。

 燃費ランキングのデータは、ホンダのWebサイト内の「エコグランプリ」で一般にも公開されており、個人燃費ランキングや、県別燃費ランキングを見ることが可能だ。

運転回数による燃費改善率の推移(利用者全体)エコグランプリで公開されている個人燃費ランキング(左)と県別燃費ランキング

(編集部:谷川 潔)
2009年 10月 5日