「インサイト」のエコアシスト機能を見る Web連携機能も持つ省燃費運転サポートサービス |
この燃費はある一定の走行パターンに従った場合の燃費で、実用燃費は異なってくるのはご存じのとおり。燃費は運転によっても異なり、急発進や急加速などを繰り返した運転を行うと、燃費が悪くなる。
インサイトは、普段から燃費のよい運転を行えるよう、エコアシスト機能が用意されている。エンジンの出力制御、アイドルストップ領域の拡大、IMAの回生増加、エアコンの風量などを抑え省エネ化を行う「ECON(イーコン)モード」のほか、燃費のよい加速・減速状態を色によって表示する「アンビエントメーター」や、「マルチインフォメーション・ディスプレイ」に表示されるエコドライブバーが用意され、運転終了後にはスコア表示が行われる。
このスコア表示は、エコドライブが上達するにつれステージが上がる仕組みで、現在のステージはインサイトに記録されている。
メーカーオプションの「Honda HDDインターナビシステム」を取り付ければ、画面により詳細な運転情報が表示され、インターナビ・プレミアムクラブのWebサイトで低燃費運転の上達度の推移を確認できるようになる。
ホンダでは、アンビエントメーターやエコドライブバーを「コーチング機能」、運転後のスコア表示やインターナビ画面に表示される詳細情報を「ティーチング機能」と位置づけ、ECONモードとあわせて、ドライバーの省燃費運転をサポートする。
本田技研工業インターナビ推進室の石藤雄一郎氏に話を聞いたところ、インターナビ・プレミアムクラブのエコドライブ上達度表示は、運転後のスコア表示と同期しており、3レベルでそれぞれ10段階、合計30段階で評価されているとのこと。
1日ごと、3日ごと、1カ月ごとの評価の確認ができ、エコドライブの上達度をグラフで見ることができる。また、プレミアムクラブでは参加者同士のランキング表示が可能で、同じインサイトに乗る人の中で、どの辺りのポジションにいるか理解できる。「東京都など都市圏では渋滞により燃費が悪化しがちなので不利なのでは?」と訪ねたところ、現状では地域情報を用いることなく燃費による評価でランキングされるそうだ。また、インサイトを2台以上所有している場合でも、フレームナンバーを用いて登録する仕組みのため、それぞれのインサイトの数値を管理できると言う。
評価に用いられる要素や割合は非公開ではあるが、アクセル評価、ブレーキ評価、アイドリング評価から総合評価が導き出される表示になっていることから、これらの要素が大きく関係しているのは間違いないだろう。
インサイトは全グレードがオーディオレスのため、購入時はなんらかのオーディオ装備、ナビ装備を付ける場合がほとんどだろう。メーカーオプションのHonda HDDインターナビシステムであれば、オーディオ機能、ナビ機能、リアカメラ機能などが付き、さらにエコアシストがフル仕様でサポートされる。インサイトの魅力の1つはその省燃費性だけに、インターナビシステムのエコアシストサービスを利用して、より省燃費な運転方法を身に着けられるのはうれしいところだ。
■URL
本田技研工業株式会社
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ニュースリリース
http://www.honda.co.jp/news/2009/4090205-insight.html
製品情報
http://www.honda.co.jp/INSIGHT/
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(編集部:谷川 潔)
2009年2月6日