ワンダーフェスティバルに登場したエヴァンゲリオンレーシング
レースクィーンも大人気

エヴァンゲリオンレーシングブースに登場した3人のレースクィーン

2011年2月6日開催



 2月6日に幕張メッセ(千葉市美浜区中瀬)で開催された「ワンダーフェスティバル 2011[冬]」。通称ワンフェスと呼ばれるこのイベントは、ガレージキットの展示即売会として年2回開催され、模型関連のビッグイベントとして知られている。

 そのイベントに、今年はエヴァンゲリオンレーシングが参加。2月4日に発表したばかりの2011年シーズンマシン「エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電」を一般初公開した。エヴァンゲリオンレーシングは、2010年にSUPER GTのGT300クラスに「エヴァンゲリオンRT初号機aprカローラ」で参戦。第5戦SUGOでは3位表彰台を獲得するなど、華やかな活躍を見せるほか、新たなファン層をサーキットに呼び込んだチームとして注目を集めた。2011年シーズンは、マシンを紫電に変更することで、さらなる飛躍を目指している。

一般初公開されたエヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電。流麗なデザインと流れるようなカラーリングがよく似合う
「EVA01 TEST」の文字はフロントフェンダー上部に空気抵抗の小ささを感じるリアまわり
紫電をデザインしたムーンクラフトのロゴドライバーは、高橋一穂選手と加藤寛規選手コクピットも公開。サーキットでもなかなか見られない部分

 数々のレーシングカーデザインを手がけた由良拓也氏が代表を務めるムーンクラフトによってデザインされたこの紫電は、2006年からSUPER GTのGT300クラスに参戦。その特異なデザインに加え、毎シーズン上位争いを繰り広げており、モータースポーツファンにはよく知られた存在だ。

 記者自身も初めてエヴァンゲリオンカラーとなった紫電の実物を見たわけだが、その流れるようなデザインとカラーリングがマッチしており、素直にカッコよいと思えた。カローラ時代は、ヘッドライトの部分を目に見立てて黄色く塗られていたが、紫電ではそのような部分がなくなり、やや優しくなった印象を受ける。

 来場者から聞こえてくる声も、「カッコイイ」「紫電だよ紫電」という声から「元のクルマはフェラーリ?」というようなものまでさまざま。注目度は非常に高く、ほとんどの来場者はその姿を写真に納めていたようだ。スタッフはカラーリングについて、「紫電は、紫の電気と書きます。紫だけにパープルカラーのエヴァのカラーリングがマッチしています」と説明を行っていた。

 そしてこの紫電よりも注目を集めていたのが、エヴァンゲリオンレーシングチームのレースクィーン。サーキットでも注目度は高いのだが、ワンフェスでの注目度は抜群で、綾波レイ役の水谷望愛さん、式波・アスカ・ラングレー役の和泉テルミさん(ワンフェスへの特別参加、シーズン中は千葉悠凪さん)、真希波・マリ・イラストリアス役の水乃麻奈さんが登場すると、ブースは黒山の人だかり。コスチュームの完成度の高さも評価されていたようだ。

 なお、エヴァンゲリオンレーシングは、個人スポンサーを募っており、スポンサーになることでさまざまな特典が付く。その特典の一部も、ワンフェスで初公開されていた。

綾波レイ役の水谷望愛さん式波・アスカ・ラングレー役の和泉テルミさん真希波・マリ・イラストリアス役の水乃麻奈さん
3人が登場するとブースは黒山の人だかりに個人スポンサーの特典も展示されていた

 このワンフェスでは、エヴァンゲリオンレーシングのほか、コトブキヤがスーパー耐久シリーズに参戦する「KYOSHO アリスモータース」のマシン展示、SUPER GTに参戦する「グッドスマイルレーシング」が参戦発表会を開くなど、キャラクターと一体になったクルマの展示が普段より目立ったものになっていた。なお、グッドスマイルレーシングの参戦発表会は別記事でお届けする。

スーパー耐久に参戦中の「KYOSHO アリスモータース」コトブキヤからアリスレーシングのレースクィーンが今夏発売予定グッドスマイルレーシングは参戦発表会を開催

(編集部:谷川 潔/Photo:矢作 晃)
2011年 2月 7日