スバル、2.0リッター直噴ターボをラインアップする新型「フォレスター」
運転支援「EyeSight(ver.2)」、走破性を高める「X-MODE」搭載車のほか、6速MT車も用意

フォレスター 2.0XT EyeSight

2012年11月13日発売
208万9500円~293万6850円



 スバル(富士重工業)は11月13日、4代目となる新型「フォレスター」を発売した。価格は208万9500円~293万6850円。

モデルエンジン変速機駆動方式価格
2.0i水平対向4気筒 DOHC 2.0リッター6速MT4WD2,089,500円
CVT(リニアトロニック)2,089,500円
2.0i-L6速MT2,404,500円
CVT(リニアトロニック)2,404,500円
2.0i-L Eyesight2,509,500円
2.0i-S Eyesight2,772,000円
2.0XT水平対向4気筒DOHC 2.0リッター直噴ターボ2,831,850円
2.0XT EyeSight2,936,850円

 4代目フォレスターは、最高出力206kW(280PS)の水平対向4気筒 DOHC 2.0リッター直噴ターボの「FA20 DIT」エンジン搭載車を新たにラインアップ。先代フォレスターから新たに導入されたロングストロークタイプの自然吸気「FB20」エンジンを搭載するグレードには、アイドリングストップ機構搭載車が用意された。

エンジン最高出力最大トルクJC08モード燃費
水平対向4気筒 DOHC 2.0リッター
(FB20)
109kW(148PS)/6200rpm196Nm(20.0kgm)/4200rpm15.2km/L
(リニアトロニック、アイドリングストップ搭載)
14.4km/L
(リニアトロニック、アイドリングストップ非搭載)
13.4km/L
(6速MT)
水平対向4気筒 DOHC 2.0リッター直噴ターボ
(FA20 DIT)
206kW(280PS)/5700rpm350Nm(35.7kgm)/2000-5600rpm13.2km/L
(リニアトロニック)

 グレードは、自然吸気エンジン搭載モデルではエントリーグレードの「2.0i」、装備の充実化を図った「2.0i-L」「2.0i-L Eyesight」、パワーリアゲートや18インチホイールなどを装備した「2.0i-S Eyesight」、直噴ターボエンジン搭載モデルではハイパフォーマンスグレードの「2.0XT」「2.0XT EyeSight」の計6モデルで構成される。

 グレード構成を見て分かるように先進運転支援技術「EyeSight(ver.2)」搭載車は、直噴ターボ、自然吸気ともに用意。トランスミッションは、従来の5速MT、4速ATいずれも廃止され、自然吸気車に新開発の6速MTを用意したほかは、すべてCVT(リニアトロニック)となった。

 2.0i-L/2.0i-L Eyesightのリニアトロニック車、2.0i-S Eyesight、2.0X/2.0XT EyeSightには、エンジン、トランスミッション、VDCを統合制御し悪路走破性を高める、新たな4WD制御システム「X-MODE」を搭載しているほか、2.0i-L、2.0i-L Eyesight、2.0i-S Eyesightのリニアトロニック車は、アイドリングストップ機能を標準装備する。

フォレスター 2.0i-L Eyesight

 同社は「アウトバック」「インプレッサ XV」「フォレスター」をラインアップするが、アウトバックは「プレミアムテイストの上級クロスオーバーSUV」、インプレッサ XVは「カジュアルな都市型クロスオーバーSUV」、フォレスターは「シーンを選ばないオールラウンドなSUV」として、それぞれ異なるキャラクター付けがされている。

 新型フォレスターでは、コンセプトに「SUVとしての本質的な価値の実現」を掲げ、SUVとしての使い勝手、走行性能、環境性能(燃費)、安全性能に磨きをかけた。

 エクステリアデザインは、SUVならではのボディーの厚みを意識した力強さと、居住性の高さを感じさせるスタイリングとした。具体的には、Aピラー下端部を200mm前方に出し、伸びやかなシルエットとしたほか、ルーフラインをなだらかに後方へしぼり込むことで、空力特性を高めた。また、ターボモデルではヘッドランプやフロントグリル、フロントバンパーなどが専用装備となっている。

 ボディーサイズは従来モデルから35mm長く、15mm広く、20mm高い(ルーフレールなし車)4595×1795×1695mm(全長×全幅×全高)で、全幅を1800mm未満に抑えた。ホイールベースは25mm長い2640mmとなっている。

 ボディーカラーはサテンホワイト・パール、アイスシルバー・メタリック、バーニッシュドブロンズ・メタリック、ディープシーブルー・パール、ヴェネチアンレッド・パール、ディープチェリー・パール、ダークグレー・メタリック、クリスタルブラック・シリカを設定。

ボディーカラーは全8色を設定
18インチホイール17インチホイール
新開発のパワーリアゲートを2.0i-S Eyesightに標準装備新型フォレスターはエンジン、トランスミッション、VDC(ビークルダイナミクスコントロール)などを最適に統合制御し、悪路走破性を高める新制御システム「X-MODE」を搭載した

 室内サイズは95mm長く、20mm広く、10mm低い(サンルーフなし車。サンルーフ付きは1245mmで従来モデルより5mm高くなる)2095×1540×1280mm(室内長×室内幅×室内高)となり、主に後席の足下の居住スペースを拡大。同時にセンタートンネルの張り出しの抑制や、フロントシートバック、センターコンソール形状の見直しなどにより、従来モデル以上に広い室内空間を実現した。

 フロントシートでは、バックレスト全高を60mm上げるとともに、ショルダー部にボリュームを持たせた。同時に、従来モデルと比べ前後スライド量を32mm、リフター量を15.5mm拡大することで、快適性を高めている。

 また、優れた視界を実現するため、三角窓をドアに内蔵するとともに、ドアミラーの取り付け位置を従来のAピラー下端部からドアに移動、さらに大型化した。そのほか、着座位置を36mm高く設定するとともに、インパネ形状の高さを抑えたことで見晴らしのよい視界を確保している。

 一方、ラゲッジルームの容量は、ルーフ後端を下げたデザインとし、空力特性を高めたにも関わらず、従来モデルから55L拡大の505L(VDA法。パワーリアゲート装着車は451L)となった。また、ラゲッジルームの使い勝手を高めるため、新型フォレスターでは新開発のパワーリアゲートを2.0i-S Eyesightに標準装備(2.0XT/2.0XT EyeSightはオプション)。パワーリアゲートは、インパネおよびリアゲートのスイッチ、リモコンキーで操作することができ、誤操作などによりゲートが開閉した場合でも、人や物に接触するとゲートが反転する機能が備わる。

インテリア。後席のシートバックを倒してラゲッジスペースを拡大できる
キーレスアクセス&プッシュスタートは2.0i-S Eyesight、2.0XT、2.0XT Eyesightに標準装備SI-DRIVEスイッチ(ターボ車用)SI-DRIVEスイッチ(自然吸気エンジン車用)
CVT用のパドルシフトは2.0iをのぞく全車に標準装備6速MT用の本革シフトノブCVT用の本革シフトノブ
自然吸気エンジン、ターボ車ともにEyesight搭載モデルを設定するパワーリアゲートのスイッチパワーリアゲートの開く高さを任意の位置で記憶させることができる
アルミパッド付きスポーツペダルは2.0XT、2.0XT Eyesightに標準装備コンソールボックス
ラゲッジルーム
常時発光式ホワイト照明2.0iはレッド照明となる
4.3インチ液晶画面を備えるマルチファンクションディスプレイでは、カレンダー、燃費画面、エコ評価画面、Eyesight、時計・外気温、セルフチェックなどの項目を確認できる

DITエンジンのヘッドカバー

 パワートレーンは、自然吸気エンジンが水平対向4気筒DOHC 2.0リッター「FB20」、ターボエンジンが水平対向4気筒DOHC 2.0リッター直噴ツインスクロールターボ「FA20」。FB20は6速MTまたはCVT(リニアトロニック)を、FA20はCVTのみを組み合わせる。CVTは、レガシィやインプレッサで採用される新リニアトロニックをベースに、新型フォレスターへの最適化が図られている。

 自然吸気のFB20は、従来モデルからボア×ストロークなどの変更はないが、冷却水がボアに直接当たらないようウォータージャケット部にスペーサーを、タイミングチェーンには新型インプレッサで開発した高強度チェーンを採用するなど、フリクションロスの低減化を図った。最高出力は109kW(148PS)/6200rpm、最大トルクは196Nm(20.0kgm)/4200rpm。

 また、直噴ターボのFA20 DITでは低回転域の応答性に優れたツインスクロール式ターボチャージャーを組み合わせ、従来モデルが搭載していたEJ20ターボ(水平対向 2.0リッター)、EJ25ターボ(水平対向 2.5リッター)よりもハイパワーの最高出力206kW(280PS)/5700rpm、最大トルク350Nm(35.7kgm)/2000-5600rpmを発生している。

 ターボチャージャーはエンジン直下にレイアウトされ、エンジンとの位置を近づけることでターボのレスポンスを高めたと言う。また、ターボチャージャー保護のため、アルミ製アンダーガードを採用している。

 トランスミッションは、FA20 DITの高出力に対応するため、トルクコンバーターのサイズ拡大とツインダンパー化、ケースの肉厚アップなどにより、強度を向上させるとともに振動騒音の低減を図っている。

水平対向4気筒DOHC 2.0リッター直噴ターボエンジン水平対向4気筒DOHC 2.0リッターエンジンCVT(リニアトロニック)

新型フォレスター主要諸元

グレード2.0i-S Eyesight2.0XT EyeSight
トランスミッションCVT(リニアトロニック)
定員[名]5
全長×全幅×全高[mm]4595×1795×1695
ホイールベース[mm]2640
前後トレッド[mm]1545/1550
最低地上高[mm]220
室内長×室内幅×室内高[mm]2095×1540×1280
エンジン水平対向4気筒DOHC 2.0リッター水平対向4気筒DOHC 2.0リッター直噴ターボ
最高出力109kW(148PS)/6200rpm206kW(280PS)/5700rpm
最大トルク196Nm(20.0kgm)/4200rpm350Nm(35.7kgm)/2000-5600rpm
使用燃料無鉛レギュラー無鉛プレミアム
JC08モード燃費[km/L]15.213.2
重量[kg]14901590
ステアリング形式ラック&ピニオン
前/後サスペンションストラット式独立懸架/ダブルウィッシュボーン式独立懸架
主ブレーキ形式ベンチレーテッドディスク/ディスクベンチレーテッドディスク/ベンチレーテッドディスク
タイヤ225/55 R18

(編集部:小林 隆)
2012年 11月 13日