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首都高、八重洲線の通行止めを2カ月短縮し2013年12月までに
山手トンネルと品川線にミスト噴霧装置を設置
(2013/1/31 01:24)
首都高速道路は1月30日、定例会見を開催し、八重洲線の通行止め期間を短縮すると発表した。
環状2号線(通称マッカーサー道路)の整備に伴い、八重洲線の橋脚を撤去する必要があるため、八重洲線を通行止めにして、高架を掛け替える工事を行なっている。通行止め期間は当初2012年7月~2014年2月の約20カ月間としていたが、これを2013年12月までの約18カ月間に短縮する。
八重洲線の架け替えには、南行きと北行きの2本の橋桁を順次組み立てて架設していく予定だったが、架け替えに使用する多軸台車を1台から2台に増やし、2本の橋桁を同時に組み立てることで、工期の短縮を実現した。
会見ではこのほか、工事中の中央環状品川線に、トンネル内温度上昇の抑制対策が施されることも発表された。
中央環状線で現在使われている山手トンネルは延長が11kmと長く、交通量が6万~7万台/日と多いため、通行する車両の排熱などにより、トンネル内の温度が上昇する。とくに2輪車ユーザーから、トンネル内の温度が高いとの訴えが多いとしている。品川線が開通するとトンネルの延長が18kmとなり、一層の温度上昇が予想される。
同社は2012年夏に、山手トンネルにミスト噴霧設備を試験的に設置。積極的に外気を取り入れる換気運転と合わせ、5度程度の温度上昇抑制効果が確認できたため、ミスト噴霧装置の常設を決定した。
装置が設置されるのは山手トンネルと品川線の6個所。温度上昇が予測されるジャンクションや出口付近に設ける。