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東京都、環状第2号線(マッカーサー道路)を歩ける開通記念イベント開催
1500人の参加者が「築地虎ノ門トンネル」を徒歩で通行
(2014/3/24 21:10)
- 2014年3月29日開通
東京都再開発事務所と東京都第一建設事務所は3月23日、環状2号線 第一京浜(港区新橋四丁目)~外堀通り(港区虎ノ門二丁目)が3月29日に開通するのに先駆け、これを記念したウォーキングイベントを開催した。
3月29日に開通するのは、東京都市計画道路環状第2号線の第一京浜(港区新橋四丁目)~外堀通り(港区虎ノ門二丁目)までの約1.4kmで、愛称名は「新虎通り(しんとらどおり)」。このうち約900mを占める「築地虎ノ門トンネル」を歩いて通行するウォーキングイベントとして行われた。
環状第2号線は、1946年に新橋から赤坂、四ツ谷を経由して神田佐久間町までを繋ぐ道路として計画がスタート。連合国軍総司令部(GHQ)が虎ノ門にある米国大使館から東京湾の竹芝桟橋まで連絡する軍用道路整備を要求したという俗説から「マッカーサー道路」とも呼ばれている。
今回の開通区間は、1993年に東京都内の臨海部と都心部の連携強化を目的にとして、新橋~有明間の総延長約14kmの区間を都市計画道路として敷設を進めてきた道路事業。このうち、1998年になって汐留~虎ノ門の区間が延長1840mの地下トンネル方式に変更され、今回のイベントに使用されたのはその一部。将来的には汐留までトンネルで直結される計画となっている。
「築地虎ノ門トンネル」は自動車専用道路であり、開通後は原則として自転車や歩行者は通行できないため、今回のイベントがトンネル内を歩ける唯一の機会となる。応募者数は約4000人で、このうち抽選に当たった1500人がイベントに参加した。トンネル内では周辺地域の模型が置かれ、パネル展示なども実施。6月にオープン予定の「虎ノ門ヒルズ」の大型模型なども展示され、参加者は興味深そうに見入りながら今回の貴重な機会を楽しんでいた。