NASVA、安全性能評価点が最高のJNCAP大賞は「アウトランダー」

　NASVA（自動車事故対策機構）は5月10日、平成24年度（2012年度）の自動車アセスメント（JNCAP：Japan New Car Assessment Program）評価を発表した。

　昨年11月に、2012年度の前期として各種の衝突試験を実施し、トヨタ自動車「カローラ アクシオ/カローラ フィールダー」と、スバル（富士重工業）「インプレッサ」が新・安全性能総合評価の最高ランクである「ファイブスター賞」を獲得（http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20121128_575655.html）していた。

　今回行われた後期では8車種の試験を行い、その結果三菱自動車工業「アウトランダー」、マツダ「CX-5」、スバル「レガシィ」、本田技研工業「CR-V」の4車種が新たに受賞。前期分と合わせて計6車種が2012年度のファイブスター賞を獲得した。

　また、ファイブスター賞対象車のうち、評価得点がこれまでの最高得点を超えたクルマに与えられる「JNCAP大賞」はアウトランダーが受賞している。

　自動車アセスメントは平成7年度から行われており、日本市場で販売台数が多く、交通社会において影響力が大きいと考えられるモデルを対象に、各種の衝突試験を実施して車両の安全性能を評価。試験結果をユーザーにも分かりやすいよう点数や星印に置き換えて一般公開し、新車購入時の目安になるようにするほか、自動車メーカーに対してもより安全な車両開発を促すことを目的に、毎年度行われている。

　同日、NASVAは結果発表会を都内で開催しており、その模様は後ほど紹介する。

2012年度の後期試験でファイブスター賞を獲得したマツダ「CX-5」（左）、スバル「レガシィ」（中）、本田技研工業「CR-V」（右）

2012年度の前期試験でファイブスター賞を獲得したスバル「インプレッサ」（左）とトヨタ「カローラフィールダー」（右）