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プジョー、「208」に新グレード2モデル追加

ホットハッチの「GTi」、ラグジュアリーモデル「XY」

208 GTi
2013年7月1日発売

299万円(208 GTi)

269万円(208 XY)

 プジョー・シトロエン・ジャポン(プジョー)は、7月1日から208の新グレードとなる「208 GTi」「208 XY」を発売する。両グレードとも3ドアボディーの右ハンドル/6速MT仕様で、価格はGTiが299万円、XYが269万円。

208 GTi

 208 GTiは、2012年9月の現行型モデル発表時に登場が予告されていたグレード。1980年代にプジョーのモータースポーツ戦略における象徴となった「205 GTi」がモチーフとなっており、コンパクトなボディーにハイパワーエンジンを組み合わせたホットハッチの代表的車種としてロングセラーとなったGTiを、現代に蘇らせることがコンセプトとなっている。

「コーナーを軽やかに駆け抜けるホットハッチ」という205 GTiのイメージを現代に蘇らせた208 GTi
専用デザインのフロントグリルやリアクォーターピラーのエンブレムなどでホットモデルであることをアピール

 搭載エンジンは、直噴ターボの直列4気筒DOHC 1.6リッターエンジンで、既存の208 GTから44PS/35Nm向上の最高出力200PS/6000rpm、最大トルク275Nm/1700rpmの出力を誇る。さらに、専用スポーツサスペンション、230km/hスケールメーターなどを備え、内外装もレッド塗装を使った専用アイテムによってスポーツマインドを刺激する仕様となっている。

メーターパネルやシート表皮、ドアトリムなどにレッド塗装を使った刺激的なインテリア

208 XY

208 XY

 「ラグジュアリースポーツ」をコンセプトに生み出された208 XY。大型のパノラミックガラスルーフや「パープル・ナイト」「ダーク・ブルー」といった専用ボディーカラーなどでエレガントさを手に入れた。

 搭載エンジンは208 GTと同じだが、出力は156PS/240Nmに抑えられる。エキゾーストパイプを敢えて露出させないリヤバンパーの処理によって洗練された世界観をキープしている。

パノラミックガラスルーフとアンビエンスランプで車内をエレガントに演出
GTiと同じように、XYでもリアクォーターピラーでも専用エンブレムを装着
室内ではインパネの配色が専用デザインになるほか、ブラック・テップレザー/アルカンターラ/ファブリックの専用コンビネーションシートを装備
ボディー同色のリアルーフスポイラーはGTiとXYの共通装備

 このほか、共通装備としてフロントLEDランプ&ウインカー付きハロゲンヘッドライト、専用フェンダー、ボディー同色のリアルーフスポイラーなどを装備している。

主要諸元

208 XY208 GTi
乗車定員5名
ステアリング
駆動方式2WD(FF)
全長×全幅×全高3960×1740×1470mm
ホイールベース2540mm
トレッド(前/後)1480/1490mm
重量1200kg
エンジン直列4気筒DOHCターボ
エンジン最高出力115kW(156PS)/6000rpm147kW(200PS)/6000rpm
エンジン最大トルク240Nm/1400-3500rpm275Nm/1700rpm
トランスミッション6速MT
JC08モード燃費15.2km/L13.8km/L
サスペンション(前/後)マクファーソンストラット/トーションビーム
ブレーキ(前/後)ベンチレーテッドディスク/ディスク
タイヤ(前/後)205/45 R17

(佐久間 秀)