ニュース

NISMO、EV「リーフ」向け「エアロパッケージ」「パフォーマンスパッケージ」

加速力強化を目的としたEV初の専用VCMなど各種パーツもリリース

「エアロパッケージ」「パフォーマンスパッケージ」を装着したリーフ
2013年6月24日発売

54万3900円~75万3900円(エアロパッケージ)

78万5400円~99万5400円(パフォーマンスパッケージ)

 NISMO(ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル)は6月24日、電気自動車(EV)「リーフ」用としてエアロパーツやホイールをパッケージ化した「NISMOエアロパッケージ」、エアロパッケージに加えスポーツサスペンションキット、スポーツリセッティングをパッケージ化した「NISMOパフォーマンスパッケージ」、および各種パーツを発売した。価格はエアロパッケージが54万3900円~75万3900円、パフォーマンスパッケージが78万5400円~99万5400円。

エアロパッケージ

アルミ合金を使った鋳造1ピースタイプのアルミホイール「LMX6」

 エアロパッケージは、SUPER GT車両などのレース車両を手掛けるNISMO空力エンジニアがデザインを手がけた、エアロパーツとホイールをパッケージ化したもの。

 エアロパーツの開発では最新の空力解析装置などを使用し、車体を浮き上がらせるリフト量の低減や前後リフト量の最適化を行うとともに、空気抵抗を低減するデザインとした。また、フロントバンパーにLEDデイタイムランニングライト、リアバンパーにリアフォグランプを標準装備することで、安全性向上とともに存在感をいっそう高める仕様になっている。

 具体的にはフロントバンパー(LEDデイタイムランニングライト付バンパー上部・アンダースポイラー部分割構造)、リアバンパー(リアフォグランプ付、バンパー上部・アンダースポイラー部分割構造)、サイドスカート、リアアドオンスポイラーのセットとなっており、それぞれFRP仕様(54万3900円)とウェットカーボン仕様(75万3900円)を用意。FRP仕様でも、リアアドオンスポイラーはウェットカーボン製となる。

 また、アルミ合金を使った鋳造1ピースタイプのアルミホイール「LMX6」は、クロームカラーコートまたはニスモブラック×ダイヤモンドミラーカットの2色を設定。ホイールサイズはフロント、リアともに18インチ×7.5Jで、インセットがフロント42、リア36となる。推奨タイヤサイズは前後ともに215/45 R18。価格は4万4100円/本で単品での購入も可能。

エアロパッケージでは「LMX6」に加えフロントバンパー、リアバンパー、サイドスカート、リアアドオンスポイラーをセットにする

パフォーマンスパッケージ

 パフォーマンスパッケージは、「車両の電力消費への影響を最小限にとどめて走行性能を向上」というコンセプトに基づき、エアロパッケージに加えスポーツサスペンションキット、スポーツリセッティングをパッケージ化したもの。

 スポーツサスペンションキットは、標準から30mmダウンのローフォルムを実現するとともに、バネレートと減衰力を最適化することでスポーティできびきびとしたハンドリングとしなやかな乗り心地を両立したと言い、ステアリング操作に対する素直な応答性と、ヨーとロールのバランスに優れた安定感のあるコーナリング特性が特長としている。

 また、スポーツリセッティングはモーター、インバーター、大容量リチウムイオンバッテリーをコントロールするVCM(ビークルコントロールモジュール)にチューニングを施したもの。スポーツドライビングを楽しめるよう、加速力強化を目的とした駆動力MAPの特性変更を行うとともに、航続可能距離をさらに引き伸ばすことを目的とした特性変更をECOモードに実施している。

 スポーツサスペンションキット、スポーツリセッティングともに単品での購入も可能で、それぞれ10万5000円、13万6500円。

スポーツサスペンションキット
スポーツリセッティング

そのほか

 そのほかリーフ用として、両面テープで貼り付けるだけの簡単装着が可能なドライカーボン製の「カーボンピラーガーニッシュ」(3万1290円/左右4枚セット)、UVカットクリアコート仕上げでドライカーボン素材を使用した「カーボンドアミラーカバー」(2万9400円/左右2枚セット)、夜間の防眩効果とともに、親水コートにより雨天時の視界を確保する「マルチファンクションブルーミラー」(1万9950円/左右2枚セット)、アルミ製「NISMO」ロゴプレートを配した黒/赤ステッチ入りの「フロアマット」(2万7825円/5マット仕様)も同日発売している。

カーボンピラーガーニッシュ
カーボンドアミラーカバー
マルチファンクションブルーミラー
フロアマット

(編集部:小林 隆)