ホンダ、新型「フィット ハイブリッド」で36.4km/LのJC08モード燃費達成

　本田技研工業は7月19日、今年9月に発表・発売予定の新型「フィット ハイブリッド」で36.4km/LのJC08モード走行燃費を達成し、国内ハイブリッドモデルとして最高となる低燃費を実現したと発表した。

　新型フィット ハイブリッドに搭載されるのは、コンパクトカーでの使用に最適化した1モーターの軽量コンパクトなハイブリッドシステム「SPORT HYBRID Intelligent Dual Clutch Drive（スポーツ・ハイブリッド・インテリジェント・デュアル・クラッチ・ドライブ・i-DCD）」。22kW/160Nmを発生する高出力モーターを内蔵した7速DCT（デュアル・クラッチ・トランスミッション）と、新開発の直列4気筒1.5リッターエンジンを組み合わせたパワートレーンとなっており、リチウムイオンバッテリー内蔵のIPU（インテリジェントパワーユニット）、電力の回生効率を高める電動サーボブレーキシステム、エンジン負荷を低減させるフル電動コンプレッサーなどの採用によって、従来型のIMAハイブリッドシステムと比べて35％以上の燃費性能向上を実現した。

　このほかに新型フィット ハイブリッドでは、走行状況ごとにエンジンとモーターを使い分け、モーターだけの「EVドライブ」、エンジンとモーターを組み合わせて走る「ハイブリッドドライブ」、エンジンだけの「エンジンドライブ」という3種類の走行モードを自動的に選択する。これによってハイブリッドモデルとして国内トップとなる卓越した燃費性能に加え、力強い発進加速、リズミカルで伸びのある加速フィーリング、楽しさのある走りを手にしているという。

「楽しさ」と「低燃費」を高次元で両立させたという新型「フィット ハイブリッド」

直列4気筒DOHC 1.5リッターアトキンソンサイクルエンジンと高出力モーター内蔵の7速DCTで構成される「SPORT HYBRID i-DCD」