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BMW、新型クーペ「4シリーズ」

3シリーズから独立して“完璧なクーペのプロポーション”を実現

2013年9月24日発売

604万円~774万円

 ビー・エム・ダブリューは9月24日、新規車種となるクーペモデル「4シリーズ」を発売した。価格は604万円~774万円。

モデルエンジン変速機価格
428i クーペ直列4気筒DOHC 2.0リッターツインパワーターボ8速スポーツAT6,040,000円
428i クーペ Sport6,240,000円
428i クーペ Luxury6,460,000円
428i クーペ M Sport6,440,000円
435i クーペ直列6気筒DOHC 3.0リッターツインパワーターボ7,380,000円
435i クーペ Sport7,540,000円
435i クーペ Luxury7,580,000円
435i クーペ M Sport7,740,000円

 新型4シリーズ クーペは、2012年12月に3シリーズ クーペ/カブリオレの後継車として発表された「コンセプト 4シリーズ クーペ」の市販モデル。ドイツ本国などではディーゼルエンジンや6速MTなどもラインアップするが、日本市場向けは2.0L/3.0Lの直列6気筒DOHC ツインパワーターボエンジンと8速ATの組み合わせが用意される。2.0Lの428iシリーズは右ハンドル、3.0Lの435iは左/右両方のハンドル仕様が設定されている。

 ボディーサイズは先代にあたる3シリーズ クーペから全幅を45mm広げ、全高は25mm低下させてスポーティ感を演出。リア側ではホイールアーチを張り出させて存在感を高め、路面をつかむワイド感を強調している。

約50:50の前後重量配分を実現し、BMW現行モデルで最も低い重心位置としてドライビング・ダイナミクスを高めている

 インテリアはセンターコンソールをドライバー側に傾斜させ、運転中もスイッチ類などに手が届きやすいようにデザイン。内装品にはカメラを使って車両前方の路面状況をチェックし、衝突の危険性が高い場合にドライバーに警告する「前車接近警告機能」、追突の回避行動が行われないときにブレーキを作動させて衝突を回避、衝突ダメージの軽減を図る「衝突回避・被害軽減ブレーキ」、車線の逸脱をドライバーに警告する「レーン・ディパーチャー・ウォーニング」といった3種類の機能で安全性を高める「ドライビング・アシスト」を全車標準装備。また、「衝突回避・被害軽減ブレーキ」は歩行者に対しても作動し、歩行者に接近した場合も同じようにドライバーに警告し、衝突回避・被害軽減ブレーキを作動させる。

 このほかに装備では、フロントウインドーのスクリーンを使い、現在の車速、ナビのルート案内の矢印表示、曲名やラジオのリスト表示などを表示する「BMW ヘッドアップ・ディスプレイ」、指先での文字入力や地図の拡大&縮小操作に対応するタッチパッドをダイヤル上部に新設定した「iDrive コントローラー」などを全車に採用。運転に集中しながらさまざまな機能が使い分けできるようになっている。

ステップトロニック付きの8速スポーツATはステアリングに装着されたシフトパドルでも操作可能
センターコンソールのシフトレバー右側に置かれた「iDrive コントローラー」は従来までの機能に加え、スマートフォンを思わせる指先での操作に対応。より直接的な入力が可能となる
インパネ中央に設置される8.8インチワイドコントロールディスプレイ。ナビはVICS3メディア対応のHDDナビゲーションシステムを組み合わせる
フロントシートは全車で電動式を採用。運転席メモリー機能、後席へのコンフォート・エントリー機能などを備える
LEDスモールライト・リング、LEDアクセントライン、光軸自動調整機構付きのバイキセノンヘッドライトを全車標準装備
写真は435iシリーズに搭載する直列6気筒DOHC 3.0リッターツインパワーターボエンジン。225kW(306PS)/400Nm(40.8kgm)を発生する。428iシリーズの直列6気筒DOHC 2.0リッターツインパワーターボエンジンでは180kW(245PS)/350Nm(35.7kgm)となる
フロントタイヤの後方にホイール周辺で発生する乱気流を低減させる「エア・ブリーザー」を設定

(編集部:佐久間 秀)