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開幕直前! 例年以上の激戦が予想される「SUPER GT公式テスト」リポート
SUPER GT第1戦は4月4日~5日に岡山国際サーキットで開催
(2015/3/17 00:00)
- 2015年3月14日~15日開催
3月14日~15日、岡山国際サーキットで「SUPER GT公式テスト&ファン感謝デー」が開催された。このイベントは、例年シーズン前に行われるSUPER GTの公式テストに観客の入場を可能としたもので、入場料は各日2000円(女性および中学生以下[保護者同伴に限り]は入場無料)。パドックフリーのイベントとなっており、ピットウォークも追加料金なしで参加できた。また、メインスタンド上の敷地では「ご当地グルメ&産直品」フェスティバルが開催され、サーキット観戦と合わせ話題のご当地グルメや人気の特産品を楽しむことができた。
日本のモータースポーツでトップクラスの人気を誇るSUPER GT。昨シーズンから新規定のマシンとなり大幅なスピードアップを果たしたGT500クラス、そしてFIA-GT3マシンとJAF-GTマシンが混在し車種バリエーション豊富なGT300クラスには今シーズンよりGTアソシエーションが規定するマザーシャシーを採用したマシンが加わり、今シーズンのSUPER GTは一層激しく、そして華やかになりそうだ。
第1戦を3週間後に控えた公式テストではGT500、GT300ともにまだカラーリングが施されていないカーボンむき出しのままのマシンも走行し、開幕前の独特な雰囲気が感じられるのも特徴だ。
公式テストの結果だが、初日の午前(セッション1)・午後(セッション2)、2日目の午前(セッション3)・午後(セッション4)と計4回のセッションで行われた。
GT500クラスでは、セクション毎のトップタイムをRC FとGT-Rで分け合い、2日間を通じての最速ラップはセッション2で記録されたD’station ADVAN GT-R(佐々木大樹/ルーカス・オルドネス/ヨコハマ)の1分19秒341、続いてカルソニックIMPUL GT-R(安田裕信/JP・デ・オリベイラ/ブリヂストン)が1分19秒371を記録した。
GT300クラスでは、2日間を通じて唯一のウエットコンディションとなったセッション1でStudi BMW Z4(ヨルグ・ミューラー/荒聖治/ヨコハマ)が1分30秒494でトップタイムを記録するものの、残りの3セッションはすべてGAINER TANAX SLS(平中克幸/ビヨン・ビルドハイム/ダンロップ)がトップタイムを記録し、テストとはいえその速さを見せつける結果となった。最速タイムはセッション2に記録した1分27秒224だ。
JAF-GT勢の最速タイムはTOYOTA PRIUS apr GT(嵯峨広紀/中山雄一/ブリヂストン)がセッション2で記録した1分27秒507、マザーシャシーを採用するマシンではセッション4でVivaC 86 MC(土屋武士/松井孝充/ヨコハマ)が1分27秒681を記録している。
2日目のセッションでは、セーフティカー訓練やスタート練習も行われ、開幕に向けた準備が着々と進められていた。また本戦開催時同様にサーキットサファリも行われた。
SUPER GT第1戦は4月4日~5日に岡山国際サーキットで開催される。