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トヨタ、2.8リッター直噴ディーゼルターボを「ランドクルーザープラド」に搭載

エコカー減税対象で最大24万円の補助金が給付。一部改良で全車6速AT化

2015年6月17日発売

334万9963円~513万3927円

一部改良で追加された新色「レッドマイカメタリック」のランドクルーザープラド TZ-G

 トヨタ自動車は6月17日、ランドクルーザープラドを一部改良し、新開発の2.8リッターのクリーンディーゼルエンジン搭載車をラインアップに追加して発売した。価格は334万9963円~513万3927円。

グレードエンジン変速機駆動方式定員数価格
TX直列4気筒DOHC 2.7リッター6速AT4WD53,349,963円
73,504,109円
TX“Lパッケージ”53,802,582円
73,956,727円
TX直列4気筒DOHC 2.8リッター直噴ディーゼルターボ53,964,582円
TX“Lパッケージ”74,696,037円
TZ-G5,133,927円
新開発の2.8リッター直噴ディーゼルターボ「1GD-FTV」

 今回の一部改良では、これまでのV型6気筒DOHC 4.0リッター「1GR-FE」エンジンに替え、新開発の2.8リッタークリーンディーゼルエンジン「1GD-FTV」を搭載し、日本市場に初投入。直列4気筒DOHC 2.8リッター直噴ディーゼルターボとなる1GD-FTVは、次世代の高断熱ディーゼル燃焼、コンパクトで高効率なターボチャージャーなどの採用により、低回転から大トルクを発生する動力性能を持つ。スペックは最高出力130kW(177PS)/3400rpm、最大トルク450Nm(45.9kgm)/1600-2400rpm。

 また、JC08モード燃費は11.8km/L(TZ-Gのみ11.2km/L)を達成。排出ガスでは新開発の尿素SCRシステムの採用などにより、窒素酸化物(NOx)を大幅に低減させている。この低燃費・低排出ガスの実現により、排出ガス規制の基準である「ポスト新長期規制」に適応したクリーンディーゼル車としてエコカー減税の対象になるほか、「CEV補助金」の制度を利用した場合、最大約24万円の補助金が給付される。

 トランスミッションは、ガソリン/ディーゼル双方とも6速ATを採用。継続販売となる直列4気筒DOHC 2.7リッターエンジン搭載車でも、4速ATからの多段化、エンジンの改良などによってJC08モード燃費を8.5km/Lから9.0km/Lに向上させている。

 このほか、ボディーカラーに新色となる「レッドマイカメタリック」を設定し、全10色のラインアップとした。従来モデルで好評となっていたLEDヘッドランプは、TZ-G以外にTX“Lパッケージ”(1GD-FTV搭載車)でも標準装備に追加された。

TZ-G(ホワイトパールクリスタルシャイン)
TZ-G(ブラック)

(編集部:佐久間 秀)