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パナソニック、VICS WIDEによる「スイテルート案内」を採用したストラーダ「CN-RX02」「CN-RS02」シリーズ

交差点の「レーン別渋滞表示」や「ゲリラ豪雨情報」なども表示可能

2015年10月8日発売

オープンプライス

CN-RX02WD

 パナソニック オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社は、SDカーナビ「ストラーダ 美優Navi(ビューナビ)」シリーズの新製品「CN-RX02WD」「CN-RX02D」「CN-RS02WD」「CN-RS02D」の4機種を10月8日に発売する。価格はすべてオープンプライスで、店頭予想価格はCN-RX02WDとCN-RX02Dが12万円前後、CN-RS02WDとCN-RS02Dが10万円前後。

品番パネルサイズブルーレイディスクプレーヤー店頭予想価格
CN-RX02WD200mmワイド搭載120,000円前後
CN-RX02D180mm搭載120,000円前後
CN-RS02WD200mmワイド非搭載100,000円前後
CN-RS02D180mm非搭載100,000円前後
CN-RX02D(写真)とCN-RX02WDの2機種はブルーレイディスクプレーヤーを搭載

 CN-RX02WDとCN-RX02Dでは、2014年11月に発売した先代モデルで市販カーナビで初採用したブルーレイディスクプレーヤーの搭載を踏襲するほか、新たに2015年4月にサービスを開始した新交通情報サービス「VICS WIDE」(ビックス ワイド)に全機種が対応。FM多重放送の伝送容量を従来の約2倍に拡大したVICS WIDEに対応することで、「スイテルート案内」機能などを追加した。

「スイテルート案内」では、VICS WIDEにより渋滞・規制情報を受信することで、ビーコンユニットを使うことなく渋滞を回避するルート探索と案内を実現する。さらに渋滞・規制情報の変化に対応したルートの再探索も可能になり、新旧ルートを比較してドライバーが選択できるようになっている。また、一般道ではリアルタイムプローブ情報と統計プローブ情報を、矢印のデザインを変えて表示するほか、渋滞レベルを3段階で表示できる。

 このほかにも独自機能として、交差点の「レーン別渋滞表示」を採用。VICS WIDEで提供される交差点の「直進」「右折」「左折」といった進行方向別の通過時間情報を活用して、交差点のレーン別に渋滞状況を色分け表示する。これにより、渋滞が少ない方向への右左折が可能になり、スムーズに交差点を通過できるようになる。

 さらにVICS WIDE対応によって「気象警報・災害速報」を受信可能となり、ゲリラ豪雨などによる各種規制情報に対応。また、暴風雨や津波、火山の噴火など緊急性の高い特別警報を受信したときには、カーナビの画面上に割り込み表示するようになっている。

本体右側に操作ボタンをレイアウトするワイドモデルのCN-RS02WD
CN-RS02D。全モデルで画素数は800×480ピクセルのWVGA。タッチパネルはCN-RX02WDとCN-RX02Dが静電容量方式、CN-RS02WDとCN-RS02Dが抵抗感圧式アナログタイプを採用

 市販カーナビで唯一となるブルーレイディスク対応などによるエンターテイメント性も強化を図っており、素材から見直しを行ったストラーダコンデンサの刷新、「DSP マスタークロック用高音質水晶振動子」の採用などによって「ストラーダサウンドエンジン」に磨きをかけ、サウンドモード「音の匠」のクオリティをさらに高めている。

 インターネットによる地図データ更新にも対応し、2018年12月(予定)までの期間内に、年間6回の部分地図データ更新と、全地図更新1回が付属する。オプションでは、FID(フロントインフォディスプレイ)の「CY-DF100D」、ドライブレコーダーの「CA-DR01D」、カメラ付きリアモニターの「CA-RMC900D」、リアビューカメラの「CY-RC90KD」などと連動可能となっている。

(編集部:佐久間 秀)