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メルセデス・ベンツ、「Aクラス」を大幅改良。296万円から
スポーティさをより強調するデザインになるとともに、エンジン出力が向上
(2015/11/26 14:59)
- 2015年11月26日発売
- 296万円~713万円
メルセデス・ベンツ日本は11月26日、「Aクラス」を大幅改良して発売した。価格は296万円~713万円。ステアリング位置は右のみの設定。
モデル | エンジン | 変速機 | 駆動方式 | 価格 |
---|---|---|---|---|
A 180 Style(受注生産) | 直列4気筒1.6リッター直噴ターボ | 7速デュアルクラッチトランスミッション(7G-DCT) | 2WD(FF) | 2,960,000円 |
A 180 | 3,260,000円 | |||
A 180 Sports | 3,870,000円 | |||
A 250 SPORT 4MATIC | 直列4気筒2.0リッター直噴ターボ(218PS/350Nm) | 4WD | 5,290,000円 | |
Mercedes-AMG A 45 4MATIC | 直列4気筒2.0リッター直噴ターボ(381PS/475Nm) | 7,130,000円 |
新型Aクラスでは、直列4気筒1.6リッター直噴ターボエンジンを搭載する「A 180 Style」「A 180」「A 180 Sports」、直列4気筒2.0リッター直噴ターボエンジンを搭載する「A 250 SPORT(シュポルト)4MATIC」と、トップパフォーマンスモデルとして「Mercedes-AMG A 45 4MATIC」を設定。今回の改良によって走行性能や装備内容を充実させつつ、価格は296万円からと300万円を切る設定になっている。
エクステリアでは最新のメルセデスデザインを採用し、フロントマスクにはダイヤモンドグリルと左右につながった大型エアインテーク、AMGデザインのバンパーを組み合わせてより精悍な顔つきにスイッチするとともに、走行状況や天候に応じて配光モードを自動で切り替える「LEDパフォーマンスヘッドライト」を全モデルに標準装備した。サイドでは流麗でスポーティなスタイリングを継承したほか、リアまわりではエグゾーストエンドと一体化した新設計のバンパーや、デザインを刷新したLEDコンビネーションランプを採用。Cd値0.26というクラストップレベルのエアロダイナミクスを実現した。
また、エンジン、トランスミッション、ステアリングなどの特性を統合制御する「ダイナミックセレクト」を「A 180 Style」「A 180」「A 180 Sports」「A 250 SPORT 4MATIC」に搭載。「Comfort」「Sports」「ECO」とドライバーが各項目を個別に設定できる「Individual」の4モードを設定し、走行環境に応じて最適な走行モードに切り替えることができる。「Mercedes-AMG A 45 4MATIC」には「AMGダイナミックセレクト」を標準装備し、「Comfort」「Sports」「Sports+」「Individual」「RACE」の5つのモードが選択できる。
パワートレーンでは、「A 250 SPORT 4MATIC」に搭載する直列4気筒2.0リッター直噴ターボエンジンの最高出力を、従来から5kW(7PS)増となる160kW(218PS)に向上。また、「Mercedes-AMG A 45 4MATIC」の直列4気筒2.0リッター直噴ターボエンジンでは、従来の最高出力260kW(360PS)から280kW(381PS)に向上させ、圧倒的な動力性能を実現した。
「Mercedes-AMG A 45 4MATIC」にはマフラー内のフラップでエグゾーストノートを切り替える「AMGパフォーマンスエグゾーストシステム」を標準装備し、「Comfort」「Sports」モードではフラップが閉じて落ち着いたサウンドを、「Sports+」「Individual」モードではフラップが開いてエモーショナルなサウンドを響かせる。
足まわりでは、「A 250 SPORT 4MATIC」に俊敏性と快適性を両立する電子制御式油圧アダプティブダンピングシステムを搭載。ボディーの動きを加速度センサーで測定するほか、舵角や操舵速度、ヨーレートなどを計算し、各ダンパーのバルブを電子制御により連続的に開閉してオイル流量を変化させることで減衰特性を調整することが可能。「Mercedes-AMG A 45 4MATIC」には「AMG RIDE CONTROLスポーツサスペンション」を標準装備し、「C(Comfort)」「S(Sport)」の2つのサスペンションモードで減衰特性の調整を可能にした。さらに、オプション設定の「AMGアドバンストパッケージ」に含まれる「AMGフロントアクスルディファレンシャルロック」を新たに装備し、トラクションをより効率的に路面に伝え、サーキット走行などの過酷な走行環境においてもスポーティで安定感のあるハンドリングを実現するという。
そのほか安全装備では、自動緊急ブレーキで追突を回避または被害軽減する「CPAプラス(緊急ブレーキ機能)」や、長時間走行時のドライバーの疲労や眠気を70以上のパラメーターで検知して注意を促す「アテンションアシスト」を全車に標準装備。さらに車間距離を適切に維持するとともに、先行車が停止した場合は減速して停止する渋滞追従機能を備えた「ディストロニック・プラス」、ドアミラーの死角範囲をレーダーによってモニターして危険性を警告する「ブラインドスポットアシスト」などを含む先進の安全運転支援システム「レーダーセーフティパッケージ」も設定した。
なお、全モデル標準装備の「パーキングアシストリアビューカメラ」に加えて、自動操舵機能によりシフト、ブレーキ、アクセルの操作だけで縦列駐車と並列駐車の両方をアシストする「アクティブパーキングアシスト」も設定されている。