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伊ランボルギーニ、新社長兼CEOに元フェラーリのステファノ・ドメニカリ氏が就任
現社長兼CEOのステファン・ヴィンケルマン氏はアウディのクワトロGmbHのCEOに就任
(2016/2/24 21:25)
- 2016年2月23日(現地時間)発表
アウトモビリ・ランボルギーニは2月23日(現地時間)、3月15日付で同社の新社長兼CEOにステファノ・ドメニカリ氏が就任すると発表した。現社長兼CEOのステファン・ヴィンケルマン氏はアウディのクワトロGmbHのCEOに就任する。
ステファノ・ドメニカリ氏はイタリアのイモーラで生まれ、ボローニャ大学を1991年に卒業した後、フェラーリの財務部門でキャリアをスタート。1993年にスクーデリア・フェラーリへ移り、経営計画部門の代表就任に加え、フェラーリが所有するムジェロ・サーキットのディレクターも務めた。
1996年からはスクーデリア・フェラーリのスポンサー管理を担当し、1998年にはF1チームのスポーティングディレクターに就任し、2004年~2007年までディレッツィオーネ・スポルティーヴァF1を率いた。2008年にスクーデリア・フェラーリF1のチーム代表を務めた際には、同年のコンストラクターズ世界選手権で優勝を収めている。また、2009年~2014年にかけてFIA(国際自動車連盟)世界モータースポーツ委員会にフェラーリ代表として出席し、現在も同委員会に所属するとともに、FIAのシングルシーター委員会の代表を務めている。
今回の人事について、ステファノ・ドメニカリ氏は「偉大な歴史を持つ企業の代表という大役を任され、大変楽しみです。私の任務は、前任者のステファン・ヴィンケルマン氏がランボルギーニで達成した成功を受け継ぎ、さらなる発展を実現することだと考えています」とコメント。
また、クワトロGmbHのCEOに就任するステファン・ヴィンケルマン氏は「ランボルギーニ史上多くの期間、代表を務めさせていただきました。その間、ブランドの潜在能力を活かし、数々の大きな目標を達成して参りました。我が社のデータを見ると、特に新商品の開発、新プロセス、そして、その他の企業部門において、収益面での継続的成長が見られます。 また、2018年発売予定の第三モデルシリーズの発表を大成功で終えました。こうした成功は、ランボルギーニのDNAおよび弊社の社員の内に刻み込まれた情熱、技術、創造性、勇気なくしては達成できなかったでしょう。心より皆様に感謝申し上げます」と述べている。