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国交省と経産省、乗用車等の燃費試験法に国際基準「WLTP」を導入

2018年内。導入に向け、今春に関連法令等を改正

2016年3月25日 発表

2018年内から新型車はWLTP燃費値を導入へ

 国土交通省と経済産業省は3月25日、乗用車等の排出ガスや燃費試験法として国際基準「WLTP:Worldwide harmonized Light vehicles Test Procedure」を導入する方針をとりまとめ、今春に関連法令等を改正すると発表した。現在のJC08モード燃費値から移行して、2018年内にWLTP燃費値の表示を義務付ける。

 WLTPは、2014年3月の国連自動車基準調和世界フォーラム(WP29)で成立した、乗用車等の燃費や排出ガス試験方法。日本国内においては、2018年内(ガソリン中量貨物車等は2019年内)から新型車の排出ガス試験として導入する。

WLTPの概要

 現在、排出ガスや燃費の試験サイクル・試験方法は、各国や地域が独自に設定しており、メーカーが自動車の認証を取得するためには、国や地域毎に異なる方法で試験することが必要であった。WLTPの導入により、1度の試験で複数の国や地域での認証に必要なデータが取得可能になるとしている。

とりまとめの概要
WLTP燃費試験を適用する燃費規制の対象範囲

(編集部:椿山和雄)