僕は野鳥や飛行機などの撮影を専門とする写真家だ。超望遠レンズや三脚など、撮影機材をはじめとする荷物が多いので、取材のアシは主にクルマである。北海道であろうが九州であろうが、長期取材であれば自分のクルマを持ち込むのを基本としている。クルマなら必要な機材を制限なく運べるし、撮影現場近くで車中泊もできるからだ。

野鳥や航空機を主に撮っている写真家の中野耕志氏に、最新のサイバーナビを使ってもらった

多くの撮影機材があるため、遠方でもクルマでの移動が多いという中野氏

 ゆえに見知らぬ土地ではカーナビに頼る機会も多いが、じつは僕の愛車のDVDナビは10年落ち。新しい道路も掲載されていないので、ざっくりの地図としてしか使っていないというのが正直なところで、そろそろカーナビも新調したいと思う今日この頃だ。

 そんな折、Car Watchから最新カーナビを使った飛行機撮影をレポートしてほしいとの依頼を受けた。最新のカーナビがどれくらい進化しているのか、いつもの撮影行に変化をもたらしてくれるのか、興味深いところである。イマドキの賢いカーナビなら情報が最新なのはもちろん、最短ルートで撮影ポイントに辿り着く手助けをしてくれるはずなので、風向きや光の向きを考慮しながら頻繁に撮影ポイントを移動するフォトグラファーにとっては強い味方になるはずだ。

パイオニア(カロッツェリア)の7V型サイバーナビ「AVIC-CZ900-M」。安全運転をサポートするMAユニットや通信モジュール、スマートコマンダーがセットになる。他に8V型や10V型など多彩なモデルが用意されている

 今回は日帰りとのことで、羽田空港での撮影を行うことにした。午後から夕方、そして夜間の、短時間だがもっともバリエーションに富んだ撮影ができる時間帯だ。

 撮影当日の昼過ぎ、編集部スタッフと流山にある自宅付近で合流し、まずは目的地を設定。羽田空港周辺なら行き慣れた場所なのでカーナビがなくてもたどり着けるのだが、もっとよいルートを見つけてくれるかもしれないし、予期せぬ渋滞発生時に回避ルートを案内してくれるかもしれない。

ファーストインプレッション

 このパイオニア(カロッツェリア)のサイバーナビを操作してみて最初に感じたことは、画面の表示のきれいさである。昔のカーナビのように表面に感圧のフィルムが入っていないので、表示コントラストが高く外光が明るくても画面が見やすい。

 また操作性についても、フリック操作やピンチイン、ピンチアウト操作にも対応していて、スマートフォンの操作感に近いといえよう。昔のカーナビの感覚で触れるとあまりの情報量の多さに最初は少し戸惑うが、グラフィカルなアイコンが分かりやすく、慣れれば使い勝手はよさそうだ。

コントラストが高く見やすい液晶画面とサクサク動くスピード感は快適

グラフィカルなアイコンに最初は驚いたが、スマホライクな操作性とマッチして、機能は盛りだくさんでも使い勝手は小気味よい

 また驚いたのは音声認識の精度の高さだ。このサイバーナビの音声認識は、スマホと同様にクラウドを使っているとのことで、認識精度が高い。「フリーワード音声認識」という機能がそれで、例えば「羽田空港」、一拍開けて「駐車場」としゃべると2つの単語がキーワードとして登録され、AND検索される。

 しかも羽田空港の正式名称は東京国際空港なのだが、そこもきちんと考慮してくれて、検索結果には「東京国際空港第●駐車場」や、さらには近くの民間駐車場「つばさパーキング」といった文字も並ぶ。昔のカーナビであれば、正式な名称でなければ検索できなかったものだが、これなら目的の場所を素速く見つけることができる。

マイクに向かって「羽田空港、駐車場」としゃべってみると見事に認識してくれた

羽田空港で検索してもちゃんと正式名称の東京国際空港の検索結果が出る。さらに名前では一致しないはずの「つばさパーキング」まで出てくるのは驚きだ

 選ばれたルートは「スーパールート探索」という最新のルート探索による結果なのだそうだ。スーパールート探索は、従来のようにカーナビのCPUでルート探索するのとは違い、クラウド上で検索したルートをカーナビに落とし込むという、全く新しいサービスとのこと。

 そのため、カーナビが持っていないようなリアルタイムの渋滞情報に加え、実際に道路を走ったカーナビから収集したビッグデータをもとに、日付や曜日、時間帯などを考慮して最適なルートを探索してくれる。しかも、カーナビ本体とは比べ物にならない高性能なコンピュータで演算するので、従来以上に多くのルート候補から「時間×料金」のコスパを重視した最適なルートを提案してくれるそうだ。

検索結果画面。左上に「SUPER」の文字が出ているのがスーパールート検索である証し

スーパールート探索でも、有料道路を回避したルートなど全部で6つのプランを提案してくれる

 さらにドライブプランを作る機能も備えている。たとえば「来週末の何時までに羽田空港に着きたい」と設定すれば、その日付、曜日、時間で予想される渋滞状況を考慮して、その上で何時に出発すればよいかをプランニングしてくれる。

 自宅のある流山から羽田空港までのルートはいくつもある。普段は渋滞情報を確認した上で、空いていそうなルートを自分で考えて選択しているが、サイバーナビであれば、到着時刻を想定して最適なルートを選んでくれるというのだから頼もしい。

出発や到着の日時を指定してのプラン作成もできる

羽田に2月28日の17時に着くプランを検索してみると、若干の渋滞の予測があるが1時間前に出れば到着できるとの予測結果

いざ出発

 目的地の設定が済んだところでいよいよ出発。

 最初の目的地は羽田空港北側にある京浜島にセットした。途中で飛行機の離発着方向や天気が変われば行き先変更の可能性もあるが、ひとまず京浜島に向かうことにする。サイバーナビが提案してくれたルートは常磐道流山IC(インターチェンジ)から高速道路に乗って三郷JCT(ジャンクション)から首都高速に入り、6号三郷線~9号深川線、辰巳JCTから湾岸線を西進し大井南ICで一般道へ下りて京浜島へ向かうルート。

 このルートは基本的に南や西を向いて走るので、晴天時は太陽が眩しくカーナビ画面が見づらかったり、トンネルや立体交差もあるので車内に入る光の明暗差があったりするのだが、サイバーナビは前述のように画面表示のコントラストが高く地図や情報が見やすいのがありがたかった。

流山ICから常磐道、首都高、湾岸線を使って羽田方面を目指す

西日がまぶしい時間帯だったが、コントラストの高いサイバーナビの画面ははっきりと情報を読み取ることができる

 ちなみに写真を撮る身としては、つねに太陽の位置と光線の回り具合を意識するため、北上固定(ノースアップ)の地図を使うことが多い。それとサイバーナビで便利なのは、天気の情報も表示されることである。目的地の天気の情報が表示されたり、地図画面上にも天気の情報をレイヤーとして重ねて表示することができるので、遠方の空港に撮影に行く際など撮影計画を立てやすい。

通信によって獲た天気予報の情報を地図上に表示できる

 パイオニアのナビは自車位置の精度が高いようで、交差点の案内が速度を考慮したジャストなタイミングで入る。途中高速道路と一般道路が併走するようなシチュエーションもあったがルートを間違えるようなこともなく、少なくとも今回試した間では、自車位置精度に不満を感じることはなかった。

 途中、もともと予定していた9号深川線に向かうルート上に若干の渋滞が発生したが、渋滞考慮オートリルートでC2中央環状線を使う渋滞のないルートに変更することができた。聞けばこの渋滞考慮オートリルートも進化していて、最新のサイバーナビでは、なんと5分ごとに通信をしていて、クラウドのデータを元にその時点での最適なルートを常に提案してくれるそうだ。

6号から9号に入る手前で渋滞が発生

渋滞考慮オートリルートが働いて、渋滞のないルートを提案してくれる

リモートコマンダーというインターフェース

 移動中にぜひさわってみてください、と言われたのが「スマートコマンダー」と呼ばれるカーナビのリモコンだ。目立った操作系はダイヤル操作とスティック操作、あとは4つのボタンのみとカーナビのリモコンとしてはずいぶんシンプルに見える。これには理由があって、目的地設定といった複雑な作業は、停車中に画面のタッチパネルを使って操作し、リモートコマンダーでは、地図のスケールを変えたいといった、あくまで運転中にによく使うちょっとした操作をブラインドタッチで操作することを想定しているのだそうだ。

 またコマンダーからショートカットメニューも呼び出せるのだが、例えばルート案内中であれば、「一般道と有料道のルート切り替え」や、「案内中のルートの消去」など、ルート案内中でなければ「自宅へ帰る」、自車位置以外にスクロールしていれば「そこを目的地にする」など、状況によって選べるショートカットメニューが変わるというのもよく作り込まれている。

ブラインドタッチで地図の拡大縮小やスクロール、ショートカットメニューの選択などができるスマートコマンダー

ルート案内中にスマートコマンダーからショートカットメニューを表示させると、有料道/一般道ルート切替や、ルート再探索、ルート消去といったメニューが選択できる

「有料道/一般道ルート切替」を選ぶと、優先するルートに切り替えた場合の到着予想時刻や距離・料金の比較ができる画面が表示される

 カメラにおいても最近はタッチパネル操作ができる機種が増えているが、それでもプロ向けの上級機にはダイヤルやジョイスティックなどの、手探りで確実な操作ができるデバイスが欠かせない。それはファインダーを覗いたまま、すばやく測距点(ピントを合わせる場所)や露出値やなどを変えたいためだ。タッチパネルは優れたインターフェースだが、画面を見なければ操作できないというのがデメリットでもある。クルマを運転中にブラインドタッチで操作できるインターフェースがあるというのはカメラにも通じる部分だと思う。

京浜島つばさ公園で撮影

 撮影日は北風運用の晴天だったので、最初の撮影ポイントは予定どおり京浜島つばさ公園にした。ルート探索では1時間ほどで着くとの案内で、月末で渋滞にはまることを考えると、ちょっと読みが甘いだろうと思ったのだが、実際には少し渋滞に巻き込まれてた程度で、確かにナビの予想どおり1時間程度で現場に到着した。

月末にも関わらず渋滞は少なめでスムーズに走ることができた

 ここで飛行機写真の基本をおさらいしよう。まず被写体となる飛行機の運用方法だが、基本的に風上に向かって離着陸するので、北風であれば北向きに、南風であれば南向きに離着陸する。羽田空港の場合、南北に延びる滑走路が2本、東西に延びる滑走路が2本、合計4本の滑走路が「井」の字に近い形でレイアウトされており、北風運用時と南風運用時ではそれぞれ使用滑走路が異なる。そのため風向きにより撮影に適した場所が変わることを知っておきたい。

 また写真的な観点では光線状態を意識する必要がある。朝夕は逆光線でもフォトジェニックになるが、日中は順光線で撮影するのが飛行機写真の基本だ。たとえば飛行機が南北方向に伸びる滑走路を使う場合、午前中は滑走路の東側から、午後は滑走路の西側から撮影すると順光線が得られるので、時間帯に応じて撮影ポジションを移動することになる。羽田空港のような海上空港では撮影ポジション自体が限られるので、撮影時の風向きと光線状態は常にチェックしておきたい。

 さて本日最初の撮影ポイントである京浜島であるが、ここでは北風運用時に離陸上昇中の機体を撮ることができる。午後に順光が得られるが、上昇中の機体まで若干遠いので400-500mm程度の超望遠レンズが必要だ。

最初の撮影ポイントは京浜島

 この日の狙いはルフトハンザドイツ航空フランクフルト行きのLH717便。いまや貴重な存在となった4発機のボーイング747-8型機だ。定刻15時20分に国際線ターミナルを出発するので、20分後くらいには離陸するはずだ。撮影ポイントから滑走路はよく見えないので、Flightradar24というスマホアプリとエアバンドレシーバー(航空無線受信機)をモニターしながら離陸のタイミングを伺う。

 いよいよ離陸。2台のニコンD500のそれぞれに500mm F4と300mm F4レンズを装着して撮影したが、側面型は300mm(フルサイズ換算450mm)が丁度よかった。

撮影機材。航空無線を聞くことで離陸のタイミングを知る

スマホアプリのFlightradar24も欠かせない

D500に500mmと300mmを装着し、撮影に備える

●作例(京浜島)

 晴天順光でB747-8を撮影したあとは、羽田空港ターミナルに移動して展望デッキからの撮影がおすすめだ。

 試しにフリーワード音声認識で「羽田空港、第4駐車場」と言ってみるとスムーズに検索結果が表示された。夕方の時間帯はめまぐるしく光線状態が変わるので、わずかなロスタイムで撮影チャンスを逃すことも少なくない。サイバーナビのフリーワード検索のような簡単な検索はとても頼りになる。

「羽田空港、第4駐車場」と発話すればスムーズに目的地検索ができる

羽田空港の展望デッキでの夕景、夜景撮影テクニック

 あいにく今回は羽田空港展望デッキからの撮影ができなかったため、個人的に撮影した写真を例に、夕暮れ時から夜間の展望デッキでの撮影テクニックを紹介しよう。

 夕暮れ前の西日のタイミングには、第2ターミナルの展望デッキから、東京湾を背景にした離陸機や、駐機場に出入りする機体を撮ることができる。展望デッキは安全上の理由からワイヤーフェンスが張られているので、写真に写り込まないようレンズフードを外してフェンスギリギリまでレンズを近づけ、ワイヤーの間を抜くようにして撮るとよい。このときワイヤーの間にレンズをねじ込むのはマナー違反なので、撮影のためにワイヤーを広げないよう注意が必要だ。

 地上が写り込む飛行機写真で気をつけたいのは、カメラの水平を保つことである。とくに離陸時など機体が機首上げするとつられてカメラを傾けてしまいがちだ。それから駐機場にはライトポールなど写真に入れたくないものがたくさんあるので、あらかじめ障害物が少ない場所を探しておき、ここに飛行機が来たときが狙い目、というようにシャッターチャンスを決めておくとよいだろう。

●作例(第2ターミナル)

 日没のタイミングには第1ターミナルの展望デッキから夕焼け空と旅客機が狙える。西側の視程がよければ富士山を望むこともできるが、残念ながら撮影した日は富士山が見えなかったので、夕陽バックのB767と、夕陽を反射する機体のアップを撮影した。夕暮れ時の撮影では、露出補正を若干アンダー気味に振ると機体の質感を表現しやすい。

●作例(第1ターミナル)

 日没後は第2ターミナルから夜景の撮影か可能だ。

 夜間撮影は超高感度性能に優れたカメラが必要かと思われがちだが、必ずしもそうではない。飛行機が止まってさえいれば、三脚を使って長秒時露光をするか、手ぶれ補正効果の高いミラーレスカメラを使えば低感度で綺麗に撮ることができる。作例はミラーレスカメラを使って撮ったものだ。

 ゲートに駐機されている飛行機は、出発時にゲートからトーイングカーで押し出されてエンジンスタートする。そして機体が停止してから滑走路に向かって動き出すまでの数分間がチャンスだ。素速く構図を決めてピントを合わせて撮影する。ホワイトバランスはオートか電球、もしくはマニュアルセットで2500K~3000Kの間を試し、RAW現像時に調整するとよいだろう。見た目より青く写るようホワイトバランスを設定すると、夜の雰囲気を表現しやすい。

●作例(第2ターミナル夜)

夜の高速ドライブにあう曲を自動で選曲

 帰り道、サイバーナビの特徴的な機能のひとつ「ミュージッククルーズチャンネル」を試してみた。ミュージッククルーズチャンネルはカーナビに音楽ストリーミングサービスを組み合わせたサイバーナビ専用のサービスで、通信を使って「レコチョク」の持つ楽曲を楽しむことができる。さらにレコメンドチャンネルという形で、アップテンポとか、2010年代リリースといった、年代やジャンル、気持ち、シチュエーションに合わせた選曲ができるのが特徴だ。

ミュージッククルーズチャンネルが帰路の気分を盛り上げてくれる

 湾岸線を走っていると、「夜の高速道路を疾走!」というまさに今のシーンにぴったりのチャンネルがオススメされた。これはカーナビの位置情報と時間などを元にオススメのチャンネルを選択してくれるらしい。ほかにも埼玉県や千葉県に入ると、千葉県出身のアーティストなどを集めたチャンネルがオススメされた。普段はあまり聞かない曲がかかったり、思わず懐かしくなるあの曲がかかったりと、いつもはただの帰り道が、楽しいドライブの時間になった。

夜の湾岸線を走っていると、「夜の高速道路を疾走!」というチャンネルがオススメされる

千葉県や埼玉県に入るとその地域出身のアーティストのチャンネルがオススメされた

 他にもスマホを使うことで、自分が好きなジャンルや年代などを指定して、より好みにあった「マイチャンネル」を作ることもできるから、最近の曲は知らないという世代でも楽しむことができそうだ。

スマホのマイチャンネル編集を使えば、年代やテンポ、ジャンル、場所、シチュエーション、気持ちなどを組み合わせて、好みの特集チャンネルを作ることができる

カメラが進化したように、カーナビも進化していた

 今回、パイオニアのサイバーナビを使って羽田空港周辺での航空機撮影を行ったが、現場までの道のりを楽しく快適にドライブすることができた。基本的には古いカーナビも最新のカーナビも目的地まで案内するという機能は変わらないので、カーナビは最新でなくても困らないと思っていたのだが、後日愛車のカーナビに改めて触れると、できることの少なさに愕然とした。最新のサイバーナビではもっとルート探索がラクに素速く行えたし、予期せぬ渋滞でもすぐに最適な回避ルートを提案してくれたのに……。

 古いカーナビの場合、カーナビが仕事をしやすいよう人間側が配慮する必要があるが、サイバーナビではその部分がだいぶ減っていると感じた。例えば渋滞しているなら、リルートさせるためにカーナビのルートをあえて外れるといったことが必要だが、サイバーナビなら最新の情報を元にすぐにリルートしてくれるので、自分が考えることに近いことを機械が勝手にやってのけてくれる。目的地検索も正式名称を思い出さなくても大丈夫、クラウドを使ったルート探索で到着時刻もとても正確、加えてミュージッククルーズチャンネルは新しい可能性、楽しさを見いだしてくれる。明らかにドライバーの負担は減り、運転に集中できるようになっているのだ。

 我々写真家が使っているカメラもやはり同様で、ピント合わせや手ぶれ補正など、これまで職人技と言われた撮影技術をカメラに任せられるようになった。撮り手の意志をカメラが読み取ってくれることで撮影に集中できるようになったのである。もちろん10年前のカメラでも同じような写真は撮れるが、そのためにはちょっとした手間をくわえる必要があるわけで、撮影効率を考慮すると最新のカメラの方が写真家の負担は少なくなっているといえよう。

 カーナビもカメラも、10年の間にもの凄く進化している。使い手の負担を減らすことでより確実に目的を達成できるようになっている。ひとたびその便利さを知ってしまうと、もう古いモノには戻れないと実感した撮影行だった。

カメラもカーナビも最新機種に慣れると古いモノには戻れなくなる

(Reported by 中野耕志)