F1カメラマン熱田護の「気合いで撮る!」

第33回:シンガポールGP

 シンガポールGP。

 ペレス選手が優勝でした。予選2位からスタートでルクレール選手の前に出てから守りきっての優勝!

 パルクフェルメでマシンを降りて、インタビューの間に座り込んでいたところで、ルクレール選手が祝福に来たところ。

 ずっといいバトルでした。

 このような状態の周回が続きました。

 ワンミスで抜かれてしまいますからね。滑りやすい路面で苦労したんじゃないかと思います。

 暑かったからね、水でもかぶりたいですよね。

 車検場で体重測定の後に2人で反省会かな……。何を話しているんでしょうね。

 見事なスパークリングワインさばき!

 命中しまくりでしたね。

 7コーナーの進入。

 セーフティーカー後の勝負に出た、フェルスタッペン選手は左側。

 鋭いブレーキングが行き過ぎてしまいました。ブレーキロックで直進。

 実は撮っているときは誰だか分からなくて、派手なブレーキングだったなあって見返してみたらフェルスタッペン選手でした。

 ここの路面、湿度が高いせいなのかなかなか乾かないんですよね。すごく滑る状態の路面でのレースだったはずなので、ドライバーは皆さん、疲れたと思います。フェルスタッペン選手でも、追い上げがすんなりといけなかったですし、ミスもしてしまうような状況だったんじゃないかと思います。

 7位入賞にとどまってしまいました。

 予選での燃料切れで8番手スタートになってしまったという流れのわるさを変えることができませんでした。

 チャンピオン確定は、日本GP以降に持ち越しとなりました。

 シンガポールのビル群をバックに角田選手。

 来季への続投も発表になって、スッキリといい流れでいきたかったんですけどね。

 予選、アンダーソン橋をいく角田選手。

 インターミディエイトでアタックがいけなかったのか……。結果は10番手でした。

 でも初走行で、フリープラクティスで走行時間が少なかったりしたんですけど、難しいコースと状況の中よく頑張ったと思います。

 次は、母国GPですよ! 思いっきり応援をお願いいたします!

 今回のレースはリタイアとなってしまいましたね。残念でしたけど、気持ちを入れ替えて鈴鹿を思い切り走ってほしいです!

 日本からのお客さんが多いシンガポールですけど、以前に比べると少ないかな……。

 お声がけしていただいた数人の方の写真を撮るのを忘れたり、移動していたりでここに載せられなくてすみません。

 3年ぶりの母国GPとなるのは、ホンダの皆さんも楽しみにしていると思います。

 アルファタウリ担当の法原さんが、真剣な表情でPUのチェックをしてましたよ! PUの音は、前に鈴鹿を走っていたときとはちょっと違う音がしていますから、皆さんも注意深く聞いてみてください!

 HRCの渡辺社長も来場してました。どうなるのか、これからのホンダとレッドブル。

 アルファタウリのマシンのノーズの上側を開けると何やら入っていますね。センサーかな。

 ドライバーズパレードの前に、アロンソ選手の350GP記念撮影会でした。

 ドライバーズパレードのときに出ていた雲。なんだか怪しいなあって思っていたら、あっという間に暗くなってきて雷雨来襲。

 マグヌッセン選手の後ろでは吉田メカニック。F1メカニックになって1年目で、母国GPを迎えます。

 今回は、日本で開催するはずだったWシリーズがありました。野田選手は、予選でうまくいかず……レースでもリタイアになってしまいました。

 むむう……。

 シンガポールといえば、マーライオン? なのかな?

 観光してないので、分かりませんけど。

 今回見てみたら、以前とは違っていて、光り輝いていましたよ

 まあ、最近のテクノロジー利用なんでしょうか?

 まあ、きれいでしたよ。

 さてさて、さて、いよいよ日本GP!

 世界各国、3年ぶりの……とよく聞きますけど。僕にとっても、3年ぶりですし、多くの人にF1が走っているところを見てほしいし、もしかするとフェルスタッペン選手のチャンピオンが決まるかもしれませんし!

 楽しみですね!

 このコラムに載ってもいいよという方は、声がけくださいね! 可能な限り、撮影させていただきますので!

 では、いよいよ鈴鹿ですよ!

熱田 護

(あつた まもる)1963年、三重県鈴鹿市生まれ。東京工芸大学短期大学部写真技術科卒業。1985年ヴェガ インターナショナルに入社。坪内隆直氏に師事し、2輪世界GPを転戦。1992年よりフリーランスとしてF1をはじめとするモータースポーツや市販車の撮影を行なう。 広告のほか、「デジタルカメラマガジン」などで作品を発表。2019年にF1取材500戦をまとめた写真集「500GP」を、2022年にF1写真集「Champion」をインプレスから発行。日本レース写真家協会(JRPA)会員、日本スポーツ写真協会(JSPA)会員。