F1カメラマン熱田護の「気合いで撮る!」

第63回:ベルギーから日本に帰国して3週間の夏休み! 富士や岡山で撮影して過ごしたら、オランダへ出発~

 ベルギーGPから振り返りましょう!

 山本さんと中野さん。お久しぶりです!

 2人とも、パワフル! 見習わなくっちゃ!

 土曜日の夕方から、ロレックスのパーティー。おいしいピザをたらふくいただきました。

 甘いデザートのDEMEL。有名ブランドなんだって。僕にはちょっと甘過ぎたかな……。

 今回のような、パーティーって昔はたくさんあったんだけど、最近は少なくなりました。

 夜のパドック。雰囲気ありますね。

 ベルギーのプレスパーキングからパドック入り口まで乗せてもらった電気自動車。僕の初体験。

 電気で動くって、なんともちょっと、妙な感じなんですね。振動がなくて、電気的な音がする。運転してみたい。

 レースで行ったケメルストレート。お客さんがびっしり!

 ベルギーの宿の朝ごはん。僕が蜂蜜好きなんで、用意してくれます。

 月曜日、フランクフルト空港のレンタカー返却場所。アウディ・Q2、新車からだったので乗り心地とかよくなってきました。

 JALのカウンターが開いてなかったので、1時間半くらいボーっとしてました。

 空港内のラウンジのカレーライス。日本のカレーライスと比べちゃいかんとは思うけど、いまいち……。

 成田空港着。何度、行って帰ってきてもホッとする瞬間です。

 3週間の日本。大吉の散歩。

 SGT富士の撮影に行きました。違う雰囲気のレースを撮るのもいい刺激になります。

 レース中、目の前でホッピー号が火災。野中選手がなかなか降りてこないので、焦りました。

 降りてきても、坂でマシンが下がってくるのを止めようとしていて煙を吸わないのか心配でした。

 ガソリンに引火したのか火の勢いと匂いがすごかったです。

 土屋エンジニアリングさんは、マシンの修復なのか、新車からになってしまうのか分かりませんが、多くのファンがいるチームだと聞いています。復帰を願っています。

 このような光景を見ると、バーレーンでグロージャン選手の事故を思い出しました。

 モータースポーツは危ない。

 だからこそ、ドライバー、ライダーを尊敬し、それを送り出すチームの皆さんにも敬意を持たないといけませんね。

昼間は暑いので早朝に散歩。

 ずっと仕事していましたが、2日間だけ、PCに向かわない日を作って写真展に行って来ました。ソールさんの写真展。

 1800円の写真展というのは、どういうものなのか? 人は来ているのか?

 という興味で行きました。

 会期終盤だったんですが、凄い人。若い人多し。

 こんなに、写真好きな人がいるんだ! という驚き! と、ソールさん人気も凄いんだと思いました。

 現代の若い人たちに刺さる写真。良い刺激になりました。

 日本を満喫。素晴らしくおいしい!

 岡山にも行ってきました。

 岡山国際サーキット。

 1994年と1995年にF1を開催しました。今もコースレコードはセナさんだそうです。

 本当に久しぶり。ほとんど忘れていましたので、新鮮な気持ちで撮影できました。VITA CUPを撮影してきました。

 岡山で借りたレンタカーはワゴンR。

 軽自動車というのは日本独自の車文化であるとは思います。でも、限られたクルマの大きさの中で室内の広さ重視ということなのか、ちょっとしたギャップで大きく跳ねてしまうサスペンションとか、ぶつかったらやばいかも……とか、加速していかないもどかしさとかを思うと……どうなの? って正直思います。

 働く軽トラとかは別と考えて、自家用で考えるなら中古でもいいからフィットとかヤリスとかの方が安心。

 岡山からの帰り。神戸かな?

 そして、夏休み? って感じの3週間で成田空港。オランダとイタリアの連戦ですよ。

 ラウンジで朝ご飯、恒例の食べ過ぎか……。

 フランクフルトからオランダの宿まで、464km走ります。飛行機が14時間でしたから、ちょっとハードな旅程。

 オランダの宿に、22時30分までに着かないとチェックインできないって言われて、ドイツで制限速度なしのところでは170km/hぐらいで巡航したりして頑張って
走りました!

 流石に最後の方は、眠さと闘いながらの運転でしたけどね・・・

 今回のレンタカーもアウディ・Q2、今回はFF。ディーゼル。1万kmくらい走っているクルマなので乗り心地もエンジン音も静か。前回の白いのより全然好印象。

 フェルスタッペン選手のためのGPと言ってもいいくらいのマックス応援団マックス状態。天気がいまいちはっきりしませんね。

 ガレージが狭いのでホスピタリティーエリアは別のところにあります。昔ながらのサーキットだから致し方ないですね。

 小松さんと雑談。「こまっちゃんに聞いてみよ~!」の2回目は、小松さんチェック中ですのでもう少しお待ちください!

 日本GPハースガレージご招待の当選者の発表も、もう少しお待ちくださいね。

 オレンジ煙幕が禁止だとか……レース後であればいいんじゃないでしょうか?

 絵的にはありがたい光景なんだけどな……。

 日曜日の雨は確率低い感じですけど、どうなるでしょうね。

 13連勝なるのか?? 楽しみです!

熱田 護

(あつた まもる)1963年、三重県鈴鹿市生まれ。東京工芸大学短期大学部写真技術科卒業。1985年ヴェガ インターナショナルに入社。坪内隆直氏に師事し、2輪世界GPを転戦。1992年よりフリーランスとしてF1をはじめとするモータースポーツや市販車の撮影を行なう。 広告のほか、「デジタルカメラマガジン」などで作品を発表。2019年にF1取材500戦をまとめた写真集「500GP」を、2022年にF1写真集「Champion」をインプレスから発行。日本レース写真家協会(JRPA)会員、日本スポーツ写真協会(JSPA)会員。