まるも亜希子の「寄り道日和」

お台場で見つけたプチプラなリフレクター

ニットキャップのポンポンにもリフレクターを付けて

 3月に入って急に気温が20℃になる日が出てきたりすると、一歩一歩春へと近づいているんだなぁと感じますよね。私のココロも、冬から春への扉がパァっと開いたようで、ここのところお財布の扉も開きっぱなしです。

 こないだもね、お台場でロケがあった帰りにちょっとお手洗いに寄ろうと、アクアシティに入ったわけですよ。すると大好きな北欧デザインの雑貨屋さん、「フライングタイガーコペンハーゲン」のラインアップもすっかり春色じゃないですか。ついフラフラと吸い寄せられてしまいました。ここは、プチプラなのに遊びゴコロあふれるユニークな雑貨がたくさんあって、見ているだけで楽しいお店。コレかわいいな~、コッチのも面白い! なんてアレコレ手に取っていたら、出会ってしまいました。娘が歩くようになってから、見つけるとつい買い集めるになった、リフレクター(反射板)のめちゃキュートなモノを。しかも、一般的にはけっこう値段がお高めなリフレクターが多い中、2個入りで300円というプチプラ。安全ピンとチェーンホルダーも入ってこの値段は、かなりお買い得で、思わずまとめ買いしちゃいました。

 というのも、どんどん娘が成長するにつれて、いちばん怖いなぁと思うのが交通事故。歩行中の交通事故死傷者数がもっとも多いのが、5歳~9歳の子供というデータ(イタルダ No.116)があるんです。うちは来週で3歳になるところで、今はまだ必ず親が一緒について出かけるし、手を繋いだりクルマが来たら抱っこしたりしているけれど、いよいよ4月からは幼稚園。親と離れている時間が増えるし、歩いてどこかへ行く機会も多くなると思うので、親としてはかなり心配なんです。

プチプラのリフレクターは3輪車に付けました。ハートや魚など、いろんなモチーフがあります。

 今だって、公園に行く時に興奮して玄関からいきなり走り出してしまって、「止まって!」なんて叫んでも聞かないことがあるし……。誰に似たのか放浪癖があるっぽくて、ショッピングセンターなんかでもズンズンと1人で歩いて行っちゃうし。(ん?誰だ? 迷子常習犯だった私か?)なので、今でも娘の洋服とか持ち物、ベビーカーや3輪車など、あらゆるモノにリフレクターを付けています。だから、ちょっと可愛いリフレクターを見つけると、ついつい買い集めちゃうんですよね。

 もちろん、洋服の色でも交通事故の予防効果は変わってくるので、なるべく明るい色、目立つ色の上着を着せるようにしています。内閣府のデータによると、夜間にクルマのヘッドライトが下向きの状態で運転者が歩行者を視認できる距離は、白や黄色など明るい色の服だと約38m~50m程度なのに対して、紺や黒など黒っぽい服だと約26m~30m程度にまで短くなってしまいます。速度が60km/hのクルマが1秒間に進む距離は約17mだから、ドライバーが歩行者に気づくのが1秒遅れただけで、黒っぽい服の人の方が事故につながる危険性が高まってしまうということですよね。

 そこで活用したいのがリフレクター。なんと、黒っぽい服でもリフレクターを付けていると、約60m~130m先から見えることが確認されているんです。これはスゴイ効果! やっぱりどんな時も、洋服や持ち物にリフレクターをつけるのが、交通事故予防のキホンと言えるんじゃないでしょうか。

 これから暖かくなってくると、どんどんお出かけしたくなるいい季節。4月に入園・入学を控えた子供も多いですよね。ぜひ皆さんも、お気に入りのリフレクター、見つけてみてくださいね~。

夫がトヨタ博物館で買ってきた「86リュック」にももちろん付けてます

まるも亜希子

まるも亜希子/カーライフ・ジャーナリスト。 映画声優、自動車雑誌編集者を経て、2003年に独立。雑誌、ラジオ、TV、トークショーなどメディア出演のほか、モータースポーツ参戦や安全運転インストラクターなども務める。海外モーターショー、ドライブ取材も多数。2004年、2005年にはサハラ砂漠ラリーに参戦、完走。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。17~18年日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。女性のパワーでクルマ社会を元気にする「ピンク・ホイール・プロジェクト(PWP)」代表。ジャーナリストで結成したレーシングチーム「TOKYO NEXT SPEED」代表として、耐久レースにも参戦している。過去に乗り継いだ愛車はVWビートル、フィアット・124スパイダー、三菱自動車ギャランVR4、フォード・マスタング、ポルシェ・968など。ブログ「運転席deナマトーク!」やFacebookでもカーライフ情報を発信中。