まるも亜希子の「寄り道日和」

「SUVフェア2019」会場をウロウロして感じたこと

今回の目玉とも言えるのが、6月に発表されてようやく日本にも運ばれてきたという、BMWのフラグシップSUVとなる「X7」。BMWはSUVではなくSAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)と呼んでいますけどね。そして水色のボディカラーが気品溢れる隣のSUVはベントレー「ベンテイガ」。すでに12気筒モデルが販売されており、今回は追加されたばかりのV8モデルが出展されました。ドアが開くとスマートフォンを持った来場者たちがドド~ッと集まってきて、注目度の高さを感じましたよ~

 猫も杓子もSUV、てな感じで世界的なトレンドがまだまだ続いてますね~。SUVそのものだけでなく、ミニバンや軽自動車にも「SUVテイスト」「SUVルック」がどんどん増えている印象です。皆さんはSUV、好きですか?

 そんな中、2019年で4回目を迎えた「SUVフェア2019」が横浜・みなとみらいで9月7日~8日に開催されまして、なんとワタクシは9月7日のMCを担当させていただきました~!

 横浜美術館に隣接するグランモール公園で、ズラリ展示された世界15ブランド、36台のSUV。日本ではこんなにたくさんのSUVが販売されてるの? と驚く人も多いのですが、実は今回は別のイベントとバッティングしてしまったり、発売日の関係でタイミングが合わなかったり、展示スペースの関係などで展示が見送られたりしたモデルもけっこうあったので、本当はもっともっとあるんですよ~。

 で、展示車両はほとんどがドアを開けて室内に座ってみたり、リアゲートを開けてラゲッジスペースの広さを確かめたり、シートアレンジを試してみたりと、来場者が自由に見られるのが嬉しいところ。最近ではお目当てのクルマをインターネットで細かくチェックできるとはいえ、やっぱり実際に見て、触って、座ってみるとぜんぜん印象が違ったりするものです。

9月7日~8日に開催された「SUVフェア2019」で、横浜美術館に隣接するグランモール公園にズラリと並んだ36台のSUVは壮観のひと言。とっても暑い1日だったのですが、水遊びをするスペースがあったり、適度な木陰もあったりで、ファミリーを中心にたくさんの来場者で賑わいました

 私が会場をウロウロしてみて感じたことは、ほかのクルマイベントよりもラゲッジスペースを入念にチェックしている人が多いなぁ、ということ。メーカーによってはゴルフバッグも用意されていて、来場者が実際に積んでみるシーンも多く見られました。やっぱり、SUVに興味を持つ人は「荷物を積む」ための性能も重視するんだなぁと実感。小さなお子さん連れのファミリーも本当に多くて、夫婦2人の時よりも「子供にいろんな体験をさせてあげたい、いろんなところに連れていってあげたい」という想いの強さが、SUV人気にもつながっているのではと感じました。

 そして、SUVフェアでは展示車両を見るだけでなく、ジャーナリストの運転による同乗試乗会も大人気なんです。2019年は10台のSUVが試乗車として用意されたのですが、一番人気はポルシェ「マカン」! なんと受付開始と同時にすべての試乗枠が押さえられてしまうほどで、スーパーカーブランドとしていち早くSUVをラインアップしたポルシェだけに、人気・知名度ともすっかり日本に浸透しているんだなぁと、感心しきりでした。

 さて、私のMCとしての大仕事は、モーターマガジン社 編集局長の荒川雅之さんと一緒に展示車両をすべて紹介していくという「ねり歩きトークショー」! 折しもスタート時刻は12時。お天気に恵まれすぎてものすごい暑さになってしまい、汗をふきふき、水分補給もしながら、各ブランドの担当者さんにインタビューしてまわりました。

老舗自動車雑誌「モーターマガジン」編集局長の荒川雅之さんと、会場をくまなく歩きながら展示車両を紹介していく「ねり歩きトークショー」では、各ブランドの担当者さんを交えて熱くあつ~くSUVを語りまくりました。輸入車にも国産車にも通じる荒川さんはさすがの博識で、トークも盛り上がりまくって予定時間を40分もオーバーしちゃいました(笑)

 その中で感心したのは、やっぱり1台としてキャラクターがかぶるSUVがないということ。デザイン重視、走り重視、オフロード性能重視、安全性重視、乗り降りやシートアレンジ重視と、それぞれ“推し”ポイントが微妙に違っているので、ユーザーの好みに合う1台が見つかりやすいんだなと感じました。こういうところも、SUV人気の要因でしょうかね。

 また、荒川さんご本人に確認したわけではないのですが、私が話を聞いていてイチオシはコレかな~と感じたのは、レクサス(トヨタ自動車)の「LX」。「これを買う人は分かってる人だと思います」とベタ誉めだったのが印象的でした。

 ほかのイベントではなかなか近くで見ることができないモデルとしては、お値段約2000万円のベントレー「ベンテイガ V8」も展示されていて、会場のド真ん中でとてつもないオーラを放って人目を集めてましたね~。ドイツから運ばれてきたばかりというBMW「X7」も注目されてましたし、「ねり歩きトークショー」の時にはテスラ「モデル X」がサプライズで“ダンス”を披露してくれてビックリ仰天! スタッフの方によると「今朝、いきなりできるようになっていた」らしく、無人のモデル Xが自ら流す音楽に合わせて、まずはライトがチカチカと光ってからファルコンウィングドアがパタパタと腕を広げるように開閉して踊り出し、フロントのヒンジドアまでもリズミカルに動いて、もうSF映画のよう。クルマがひとりでにダンスまでする時代になったか! と衝撃的でした。

 さて、会場では家族みんなで楽しめるアトラクションもたくさん用意されていて、「くるまマイスター検定」プレゼンツのSUVクイズラリー、トミカで遊び放題のトミカ・プレイゾーン、横浜中華街の食事券が当たるガラポン抽選会、JAFの「子ども安全免許証」発行など大盛況。大道芸パフォーマンスやバルーンプレゼントには子供たちが大行列を作っていましたよ。

 私はその中で、JAFブースにあった「クイックアーム」に初挑戦しました。みなさんはやったことありますか? 簡単なゲームをこなすだけで、運転に必要な“俊敏性年齢”が分かってしまうということで、かなりドキドキしながら真剣にやってしまいましたよ~。1回目は「えっ、えっ」と戸惑っているうちに終わってしまい、優しいスタッフさんが「じゃ、今のは練習ということで」とオマケしてくださって(笑)。2回目はちょっと慣れてきたので、どうにかこうにか実年齢より15歳若い俊敏性年齢が出たのでひと安心。って、それじゃ意味ないですね~(笑)。

JAFブースでチャレンジできる「クイックアーム」は、男女の区別と実年齢を入力してから、2個のライトが光ったら左右両方の手で同時に押すという簡単なゲーム。これで運転に不可欠な「俊敏性年齢」が判定されるというものです。ジャーナリストを名乗る以上、実年齢以上の結果だったら目も当てられない~とヒヤヒヤドキドキで挑戦したのですが、なんとか、15歳若い俊敏性年齢をゲットしてホッ(笑)。皆さんもぜひ、イベントで見かけたらトライしてみてくださいね

 と、そんなこんなでいろいろ体験して疲れたら、ひと休みしたい人向けにかき氷やタピオカ、ステーキ丼やホットドッグなど世界のグルメが味わえるキッチンカーも4台あって、大人も子供もの~んびりと“SUVな休日”を楽しんでいただけたと思います。私も1日中SUV漬けだったもので、かなりSUV欲しい熱が盛り上がってきてしまってますが……。これからまた、「カイエン クーペ」といった魅力的なSUVの日本上陸が予定されていますので、まだまだしばらくはSUVから目が離せないですね。

まるも亜希子

まるも亜希子/カーライフ・ジャーナリスト。 映画声優、自動車雑誌編集者を経て、2003年に独立。雑誌、ラジオ、TV、トークショーなどメディア出演のほか、モータースポーツ参戦や安全運転インストラクターなども務める。海外モーターショー、ドライブ取材も多数。2004年、2005年にはサハラ砂漠ラリーに参戦、完走。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。17~18年日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。女性のパワーでクルマ社会を元気にする「ピンク・ホイール・プロジェクト(PWP)」代表。ジャーナリストで結成したレーシングチーム「TOKYO NEXT SPEED」代表として、耐久レースにも参戦している。過去に乗り継いだ愛車はVWビートル、フィアット・124スパイダー、三菱自動車ギャランVR4、フォード・マスタング、ポルシェ・968など。ブログ「運転席deナマトーク!」やFacebookでもカーライフ情報を発信中。