まるも亜希子の「寄り道日和」

新生アクアを体験してきました

ガラッとイメージチェンジした新生アクア、どうですか? 走りの方もさらに爽快になりました

 コンパクトカー初のハイブリッド専用車として誕生し、2代目となってさらに走りが磨かれ、室内も広く便利になったトヨタ・アクア。どちらかというと優しい雰囲気のフロントマスクが印象的でしたが、今回のマイナーチェンジで大変身! すっかり大人っぽく、ジェンダーレスで先進的なデザインになりました。

 実は私、その新生アクアに、一足先にクローズドコースでの試乗を体験してきたんです。実車と初対面した時には思わず「おお!」となるくらい驚きましたね。ヘッドライトまわりもすごく凝っていて、左右につながって光るのが特徴的。

 そして走りの方では、バッテリの出力向上によって、よりなめらかにパワフルに、アクセルレスポンスがアップ。アクアの持ち味である軽快感とともに、上質感も高まっていると感じました。

 さらに、少し前にアルファードPHEVで体験してなるほどと思った「スムーズストップ」がコンパクトカーのアクアにも採用されているではないですか! これは、ブレーキングで停止する直前にガックンと前後に揺れてしまうのを自動で補正してスーッときれいに停止できる機能で、誰でも運転が上手い人のようなブレーキングが可能になるというもの。普段から同乗者に不快な思いをさせないようにブレーキペダルの操作に気をつかっている人は多いと思いますが、疲れている時や、とっさのブレーキの時などはその気遣い操作が間に合わないこともありますよね。そんな時でも、このスムーズストップがついていればしっかりサポートしてくれるのは、とてもありがたいと感じます。

 ほかにも、停止中にブレーキペダルを踏みっぱなしにしなくていいオートブレーキホールドや、一度システムをオフにしても再度オンにした時に設定をキープしてくれる機能なども、毎日使う人に嬉しい配慮。ちょっとしたことなんだけど、あるとすごく助かるし嬉しい機能ってあるものですよね。そんな進化が詰まった新しいアクアは、乗る人にやさしく自信を与えてくれるコンパクトカーだなと思いました。

フロントマスクの左右につながるライトは、暗いところで光るとまたイメージが変わるのでぜひ街中で見てみてくださいね
まるも亜希子

まるも亜希子/カーライフ・ジャーナリスト。 映画声優、自動車雑誌編集者を経て、2003年に独立。雑誌、ラジオ、TV、トークショーなどメディア出演のほか、エコ&安全運転インストラクターなども務める。海外モーターショー、ドライブ取材も多数。2004年、2005年にはサハラ砂漠ラリーに参戦、完走。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。2006年より日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。ジャーナリストで結成したレーシングチーム「TOKYO NEXT SPEED」代表として、耐久レースにも参戦。また、女性視点でクルマを楽しみ、クルマ社会を元気にする「クルマ業界女子部」を吉田由美さんと共同主宰。現在YouTube「クルマ業界女子部チャンネル」でさまざまなカーライフ情報を発信中。過去に乗り継いだ愛車はVWビートル、フィアット・124スパイダー、三菱自動車ギャランVR4、フォード・マスタング、ポルシェ・968、ホンダ・CR-Z、メルセデス・ベンツVクラス、スズキ・ジムニーなど。現在はMINIクロスオーバー・クーパーSD。