まるも亜希子の「寄り道日和」

紅葉を求めて奥日光へ

いつも愛犬とのドライブに大活躍のMINIクロスオーバー。今回は雨と落ち葉でドロドロになり、帰ってからの洗車が大変でした

 紅葉を求めて、行ってきました奥日光! ちょうど娘は修学旅行中だったので、今回は愛犬と夫と2人+1匹のドライブです。が、無情にも台風がやってきてしまい1日目は雨。本当は華厳の滝や中禅寺湖など名所をお散歩がてらに見てまわりたかったのですが、降りることもできず車内からの鑑賞となりました。でも、雨にそぼ濡れる神橋や湖面を眺めながら走るのも、それはそれでいいものですね。こんな時、クルマがあってよかったなぁとつくづく思います。

 お昼ごはんは、せっかく日光に来たので「ゆば」料理のお店へ。雨だとテラス席ってわけにはいかないので、店内にペット同伴で入れるお店を日光東照宮の近くでやっと見つけました。とっても歴史ある建物は、外国人観光客にも人気があるらしく、私は「元祖ゆば丼セット」を、夫は「ゆばカツ丼セット」をオーダー。ゆば丼はちょっと中華丼に近い味付けでゆばをいただくのですが、とろみがあってすごく美味! ゆばカツ丼は「えっ、これ本当にゆば?」と疑うくらい普通のカツ丼と同じような歯応えとお味だったみたいです。ゆば料理のイメージが変わりました。

日光といえば「ゆば」料理が有名です。無料駐車場完備でペット同伴で店内に入れるお店を見つけ、元祖ゆば丼セットをいただきました

 その後、きっと明日は晴れると信じて早々にお宿にチェックイン。今回は犬が主役と言っていいほどドッグフレンドリーな設備が揃うところを選んだので、屋外だけでなく屋内にも広いドッグランがあり、シャワー&ドライヤー、おやつビュッフェ、撮影ルームなども使いたい放題とのこと。すでにロビーにはいろんなワンちゃんがご家族と一緒にきていて、愛犬は最初はちょっと腰が引けていたものの、慣れてくると尻尾フリフリ喜んでいる様子。ワンちゃん専用のバギーが、まるでスーパーマーケットのカートのごとくエントランスに並んでいるので、愛犬もさっそく乗せてみました。なんか、娘が赤ちゃんの頃を思い出して懐かしくなりますね〜。

 エレベーターで上がってお部屋に入れば、モダンな和室で窓からもちょっと紅葉が見えるんです。しかも翌朝は下の屋根をドタドタドタッと駆け抜けていくお猿さんまで見ることができました(笑)。少し休んだら、さっそく屋内ドッグランへ。小型犬用と全犬種用と分かれており、それぞれに広いスペースが用意されていて、これはいい! 共同で使えるボールなどのオモチャや、トイレマット、汚物入れの袋、ゴミ箱まで置いてあって至れり尽くせり。壁にはバッグを引っ掛けておけるフックもあちこちにあり、愛犬連れの人のことをよく考えてくれてるなぁと感心しました。

 雨が小降りになったので、せっかくだからと屋外ドッグランにも行ってみたんです。さしずめワンちゃんのための日本庭園といった風情で、紅葉した木々の間に赤い橋までかかっている、なんとも素敵なドッグラン。ここで泥んこになっても、すぐにシャワールームがあるのが安心です。よーし、思いっきり走ってこーい! と放した瞬間、先に走り回っていた柴犬にワンワンワーーンと吠えかかられ、愛犬は飛び上がって驚いたかと思うと、それっきり意気消沈。一歩も動かなくなってしまい、私たちもすごすごとまた屋内に戻ったのでした(笑)。ちょっとタイミングがよくなかったですね。

 ただ、その後は愛犬が大好きなおやつビュッフェを堪能したり、夕食と朝食のレストランには愛犬も一緒にテーブルにつくことができ、ワンちゃん専用のごはんコーナーまであって大満足。撮影ルームではいろんな衣装が用意されていて、浴衣を着た愛犬と温泉気分で写真が撮れました。ここでは本当に、愛犬は子どもと一緒ですね。家族の一員としておもてなしされているのがよかったです。

いろんなお洋服や小道具が自由に使える、愛犬の撮影ルームでいいショットが撮れました

 不思議だったのは、ワンちゃん連れではなくてご夫婦だけで泊まりに来ていらっしゃる方もいるんです。ちょうど露天風呂で奥様にお会いしたのでお話を聞いたんですが、10年以上飼っていた愛犬が2年前に亡くなってしまって、自分の年齢的に新しい犬を迎えるのは我慢したんだけど、やっぱり犬が好きなのでこういうところにくると楽しいのよ、ということでした。なるほど、そういう気持ちもわかるような気がします。

 翌日は願い通じてお天気回復。昨日はのぼってきた日本ロマンチック街道を、今度はゆるゆるとおりていきます。キラキラと太陽を浴びる湯ノ湖、戦場ヶ原の木々、いろは坂はまだ紅葉が始まりかけといった色づき具合でしたが、秋の日光はやっぱり美しい! 同じ景色は二度と見られないという刹那なところも含め、いいドライブ旅になりました。

帰り道にいろは坂から見えた滝の景色は、国登録有形文化財「方等上流砂防堰堤」。1952年に竣工したそうで、この時はまだ紅葉が始まったばかりでしたが、見頃になると一面が赤や黄色に色づいていくようです
まるも亜希子

まるも亜希子/カーライフ・ジャーナリスト。 映画声優、自動車雑誌編集者を経て、2003年に独立。雑誌、ラジオ、TV、トークショーなどメディア出演のほか、エコ&安全運転インストラクターなども務める。海外モーターショー、ドライブ取材も多数。2004年、2005年にはサハラ砂漠ラリーに参戦、完走。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。2006年より日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。ジャーナリストで結成したレーシングチーム「TOKYO NEXT SPEED」代表として、耐久レースにも参戦。また、女性視点でクルマを楽しみ、クルマ社会を元気にする「クルマ業界女子部」を吉田由美さんと共同主宰。現在YouTube「クルマ業界女子部チャンネル」でさまざまなカーライフ情報を発信中。過去に乗り継いだ愛車はVWビートル、フィアット・124スパイダー、三菱自動車ギャランVR4、フォード・マスタング、ポルシェ・968、ホンダ・CR-Z、メルセデス・ベンツVクラス、スズキ・ジムニーなど。現在はMINIクロスオーバー・クーパーSD。