【2010ジュネーブショー
実はワールドプレミアだらけのポルシェ

918スパイダー、GT3Rハイブリッド、新型カイエン、そして911ターボS……

3月2日~14日(現地時間)
スイス ジュネーブ
GENEVA PALEXPO



 ジュネーブショー開幕前夜のフォルクスワーゲン・ナイトで隠し弾「918スパイダー」を放ったポルシェブースは、「911 GT3R ハイブリッド」、新型「カイエン」を見に来る人で大賑わい。実は30PSアップの強化型「911ターボS」もワールドプレミアなのだが、ハイブリッド軍団の前では分がわるい。

 そんなブースの様子を写真を中心にお届けする。各モデルの詳細は関連記事を参照されたい。

VWナイトから一夜明けてのプレスカンファレンス、トップバッターはやはり918スパイダー。レトロなネーミングにレトロなスタイル、だがメカは先進。世界中が賞賛してやまないこのコンセプトカーに、ミハエル・マハトCEOもどこか得意げ。青や緑のEV・HEVが湧いて出た今回のジュネーブショーだが、マハトCEOのようなライムグリーンのネクタイを締めた役員もよく見かけた
赤い部分が918スパイダーの電動パワートレーンフェルディナンド・ポルシェ博士の電気自動車のフィルムから、918スパイダーの紹介が始まった。つまり「昨日おとつい電気を始めたわけじゃないんですよ」というわけ

 

こちらはウィリアムズ謹製フライホイール型“KERS”を積む911 GT3R ハイブリッド。ドライバーシートの脇にあるフライホイールのハウジングが分かりやすい

 

カイエン・ハイブリッド。ラゲッジスペースの床を開くとニッケル水素バッテリーが出てくる。ここはトゥアレグ・ハイブリッドと同じ景色
カイエン・ハイブリッドのパワートレーンの展示
新型カイエンはハイブリッドだけではない。これはディーゼルエンジンモデル

 

ロサンンゼルスショーでお披露目され、ヨーロッパ初公開となるボクスター・スパイダー。ノーマルのボクスターよりも精悍

 

そしてこれが堂々ワールドプレミアの911ターボS

(編集部:田中真一郎)
2010年 3月 5日