東京オートサロン2015

【インタビュー】ホシノレーシングに「LENOVO TEAM IMPUL」になったわけを聞いてみた

レノボは2015年も積極的にスーパーフォーミュラと「TEAM IMPUL」を支援

2015年1月9日~11日開催

幕張メッセ 国際展示場ホール1~11/イベントホール

ホシノインパルブース。今年のメインはIMPUL 537S(V37スカイライン)の展示

 オートサロン開幕に先駆けた1月7日、ホシノインパルのレーシングチーム「ホシノレーシング」は世界的なPCメーカー「レノボ」と、2014年に引き続き3度目のメインスポンサー契約継続を結んだ。このため2015年もチーム名は「LENOVO TEAM IMPUL(レノボ・チーム・インパル)」となる。レノボがホシノレーシングをスポンサードするきっかけや今の取り組みを、ホシノインパル 取締役営業部長 金子哲也氏にうかがった。

──レノボがスポンサーになったきっかけを教えてください
金子氏:メインスポンサーも探しつつ、レースに高性能なPCが必要でした。しかも、レースに使うソフトがWindowsのためWindows PCを供給してくれるメーカーさんを探していました。

 そんなときたまたまレノボのことを知ったので、レノボに正面から何度か頼みに行ったら、運よく日本の代表の方にお会いできて話が進みました。もともと、F1に携わっていたので、興味があったらしく、メインスポンサーもやっていただけることになりました。

──2015年のスポンサードに関してはどうですか?
金子氏:レノボ側から去年チャンピオン争いをしたので、今年もやろうよと言って頂けました。正直、とても助かるスポンサー様です。PCの供給だけみても他のチームより恵まれていると感じます。PC性能は抜群によいので、むしろソフトがついていっていないと感じるほどです(笑)。

──今のレノボとのご関係は?
金子氏:秋葉原のレノボジャパン本社に行ったら、担当の人が「スーツなんて着てこなくていいよ」といってくれるほど仲がよいです。外国の企業というのもあるのでしょうが(笑)。長く付き合いたいといっていただけています。そのご恩に報いるために今年はチャンピオンを必ず取り返したいと思っています。

──今年のチームの状況はどうでしょうか?
金子氏:2人のドライバーがお互いに切磋琢磨しているよいコンディションにあります。お互いにちょっと仲がわるいぐらいのほうがチームに緊張感が生まれてよい方向に行きます。今年はトムスを倒したいですね。

──レノボからはどのようなPCを供給されるのですか?
金子氏:「ThinkPadシリーズ」を20台ぐらいです。レースではほかにもサーバー機のようなPCも使います。とても有り難いことに毎年新モデルに更新していただいており、今年も2015年春モデルをご提供いただけるとのことです。レノボからは無限にPCを使ってくれといわれていて、懐の深い本当によいパートナーです。

──今後については?
金子氏:レノボさんからは開発陣がどのようにPCを使っているか視察に来たいといわれています。レースではPCにタフさが必要なケースも多いので。PCを落としてしまう場合もありますし、雨との闘いもあります。我々としても、レノボさんが我々の使い方を開発に活かしていただけるなら全面的に協力するつもりです。タフなPCが誕生することを期待しています。

インパルのブースでは、レーシングカレンダーやイラストパネルが売られていた

シバタススム