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「日本レース写真家協会展 COMPETITION」、東京 六本木で1月13日に開幕
JRPAアワード大賞はTEAM IMPULが受賞。特別賞はヤマハ発動機に
(2016/1/13 12:58)
- 2016年1月13日~19日開催
- 入場無料
JRPA(日本レース写真家協会)は、東京 六本木の「AXIS GALLERY SYMPOSIA」にて「日本レース写真家協会展 COMPETITION」を1月13日~19日に開催する。その一般公開に先駆け、1月12日に業界関係者によるオープニングパーティが行なわれた。
小林稔JRPA会長の挨拶、来賓代表としてアクシス 代表取締役社長 朝香信雄氏の挨拶の後、キャノンマーケティングジャパン 安藤尚行氏による乾杯の発声でパーティがはじまった。
会場にはレース関係者や写真関係者、モータースポーツを発信するメディア関係者らさまざまな業界関係者が集まり、展示された写真を鑑賞するとともに交流を深めた。
また、パーティでは2015年のJRPAアワードの表彰式も行なわれた。JRPAアワードとは、1年間のさまざまなモータースポーツシーンの中で最もフォトジェニックであり、フォトグラファー心をくすぐった選手やチーム、企業、団体をJRPA会員64名全員の投票によって決定する賞だ。
今年の大賞はスーパーフォーミュラ、SUPER GTの両選手権において最終戦まで王座を争い活躍した「TEAM IMPUL(チーム インパル)」、特別賞にはMotoGP、全日本ロードレース最高峰のJSBクラス、鈴鹿8耐とロードレースのビッグタイトルを全制覇し、往年のヤマハインターカラーを彷彿させる60周年スペシャルカラーのマシンを走らせ数々のシャッターチャンスを提供した「ヤマハ発動機株式会社」が受賞した。
受賞の挨拶の中で、チーム インパル 金子哲也氏は「(シーズン前半の5月にチーム代表の金子豊氏が逝去し)悲しみの中で終わった印象もあるが、一方で代表がいなくなったからダメになったと思われたくないという一心で戦った。今年もまたこのような賞がもらえるような戦いをしていきたい」と語った。また、同チームの星野一樹選手は「普段からお付き合いしている多くのカメラマンが1年間を通じて撮ってきた多くの写真の中から選んだベストな写真を見ていると、1枚1枚の写真それぞれにその奥にあるストーリーが見えてきて感動しました。(星野選手の写真がなかったことに触れ)自分もここに飾ってもらえるような活躍ができるように今年も頑張りたい」と語った。
ヤマハ発動機の堀江直人氏は、受賞理由の1つでもあった今シーズンのマシンのカラーリングに触れ、「60周年ということもあり、何か話題を提供したいということで始めた特別なカラーリングであったが、ライダーにとっては同じマシンでもいつもと違うカラーリングのマシンに乗るのは(違和感を感じ、精神的に)実は大変なことで、チーム監督からは安易に色を変えないでくれ、との要望もあった」と裏話を披露した。
AXIS GALLERY SYMPOSIA会場内には、2015年のMotoGPチャンピオンマシン「ヤマハ YZR-M1(ホルヘ・ロレンソ号)」を展示。また、会場のあるAXISビルの1階にあるル・ガラージュには写真展の開催期間中、昨シーズンにル・マン24時間レースの優勝をはじめ、世界耐久選手権(WEC)でチャンピオンとなったLMP1マシン「Porsche 919 Hybrid(展示用モデル)」や佐藤琢磨選手のレーシングスーツ、ヘルメットが展示されている。