ニュース

日本レース写真家協会、「モータースポーツジャパン2016」で中学生以下限定のフォトスクール開催

写真を通じてモータースポーツの楽しさに触れる1日

2015年4月16日~17日 開催

 モータースポーツを通じてクルマやバイクの楽しさに触れる「モータースポーツジャパン2016フェスティバル イン お台場」が、4月16日~17日の2日間にわたり東京 お台場(東京都江東区青海)で開催されたのはすでにお伝えした通り。2日目は悪天候のため開場から1時間で中止となってしまい、実質的には1日だけの開催となったが、それでも両日で5万人を超えるファンが足を運びモータースポーツの楽しさを味わった。

 自動車メーカーを始め、ここ数年はバイクメーカーの展示も増え、幅広いジャンルの企業や団体が来場する多くのファンとともにその開催を支えているが、その中から開催2年目より参加し続け今年で10回目の出展となるJRPA(日本レース写真家協会)の活動を紹介する。なお、JRPAは日本で唯一のモータースポーツ写真家協会だ。

 今年のJRPAは2015年同様、世界、日本各地で活動する会員のモータースポーツ写真展示のほか、本物のレーシングカーと家族写真が撮れる「ファミリーフォトセッション」や、中学生以下を対象とした「ジュニアフォトスクール」と2つの子供向けプログラムが用意された。

アクティブゾーン(A会場)展示エリアに設置されたJRPAブース。展示している写真はすべてエプソン、キヤノンのインクジェットプリンターによるものだ
テントでは「ファミリーフォトセッション」の受付やプリントの受け渡しが行なわれていた

 ファミリーフォトセッションではSUPER GTマシンのENEOS SC430(2013年)、ちょっと懐かしいMOTUL AUTECH Z(2006年)、スーパーフォーミュラのマシンSF13(16号車)が用意された

本物のレーシングマシンとの記念写真「ファミリーフォトセッション」

 また、中学生以下対象のジュニアフォトスクールでは、特設コースの報道関係者だけが立ち入りを許されるエリアで、SUPER GTマシンの走りをモータースポーツカメラマンの指導のもと撮影を楽しんだ。参加者は初めて一眼レフを手にした小学生からサーキット観戦経験のある中学生までさまざまで、なかには観戦経験豊富でサーキットで知り合ったという2人のツワモノ女子中学生の参加もあり、指導する側のカメラマンを驚かせるひと幕も。

至近距離で感じる生の迫力と慣れない望遠レンズで見るファインダー越しの新鮮な風景に、参加者は夢中でシャッターを切っていた
悪天候により1日のみのジュニアフォトスクールとなってしまったが、参加できた10名にとって貴重な体験だったであろう

 今年もエプソン販売、キヤノンマーケティングジャパン、ニコンイメージングジャパンがカメラやプリンターを提供し、モータースポーツジャパンにおけるJRPAの活動を支えた。いずれも長くモータースポーツを支え続け、レーシングカーやラリーカーのカラーリングでそのロゴを見たことのあるブランドばかりだ。クルマやバイクのメーカー、そしてその関連企業が数多く存在する日本において、このような企業やJRPAのような団体が、若い世代にモータースポーツの楽しさを伝え続けることが大切だとあらためて感じた週末であった。

(高橋 学)