東京オートサロン2015
トヨタ車ベースのカスタマイズカーが並ぶモデリスタ&TRD
86だけでなくハイブリッドカーもカスタマイズが楽しめる!
(2015/1/10 03:47)
- 2015年1月9日~11日開催
1月9日、年明け恒例となったクルマ好きのためのイベント「東京オートサロン 2015 with NAPAC」が幕張メッセ(千葉県千葉市美浜区)で開幕した。トヨタ自動車系のカスタマイズメーカーであるトヨタモデリスタとTRD(トヨタテクノクラフト)はトヨタと同じ北ホールにブースを構え、それぞれ6台、7台と多くのカスタマイズカーを展示している。順に紹介していこう。
トヨタモデリスタ
モデリスタのブースコンセプトは「CROSS THE CUSTOMIZE WORLD」。その中でメインとなる展示車両が、同社がカスタマイズトレンドとして捉えている3つの“C”、すなわち「クロス」「カラー」「クールスタイル」を体現したコンセプトカー「プリウスα CYBER CROSS CONSEPT」だ。
エクステリアの中心となるのは新たにリリースされた「クロスキット」で、スポイラーやフェンダーガーニッシュなどを追加することでプリウスαにSUV風のイメージを追加するモノ。さらにオレンジのイルミネーションカラーを追加するライティングキット「COLORED RAY UNIT」を装着している。これは光源がオレンジなのではなく、オレンジ色のグラデーションペイントに白色光を当てることで、あたかもオレンジ色のイルミネーションを装着したかのように見せる仕組み。
何も言われずに実車を見ると、確かにオレンジ色の照明を使っているように見える。逆に色の部分をステッカーのような素材にすれば、張り替えるだけで何色にでも変えることができるワケで、なかなか面白い試みと言える。
TRD(トヨタテクノクラフト)
TRD(トヨタテクノクラフト)のブースでメインとなるのが7台中3台を占める86だ。1台は究極の86を目指して製作された開発車両「Griffon Concept(グリフォン コンセプト)」。2014年のオートサロンでコンセプトカー部門の優秀賞を受賞した後、筑波サーキットに持ち込んで1分を大きく切る58秒407のタイムをマークしている。もう1台はグリフォンコンセプトの技術がフィードバックされたコンプリートカー「14R-60」。2014年10月に100台限定で販売(630万円)されたが、すでに完売となっている。
そして最後の1台が参考出品となる「14R-60 Street Edition Concept」。こちらは14R-60をよりライトな仕様としたモデルで、専用バンパーやスポイラーといったエアロパーツを中心としたアイテムを装備する。発売時期は未定とのことだが、完成度の高さから見てもそう遠くない時期に登場することになりそうだ。