東京オートサロン2015

着せ替えコペンが本領発揮。ダイハツブースにコペン第3デザインモデルが登場

コペンのカスタムカー計14台を出展し、カーゴトレーラー牽引型も

2015年1月9日~11日開催

幕張メッセ 国際展示場ホール1~11/イベントホール

コペン第3デザインモデルのモックアップ。水滴型をしたヘッドライトが特徴
ダイハツブースは2014年に続き、今年もコペンに注力した展示に。さまざまにカスタムされたコペンが並び、カスタムの可能性を感じさせた

 オートサロンのダイハツ工業ブースでは、「みんなで作るコペンのオープンカーライフ」をテーマに、2014年に引き続き今年もコペンに注力した展示となった。会場初お披露目のコペン第3デザインモデルと、2014年12月24日に発売された「コペン ローブS」が展示された。第3デザインモデルは流れる雫をイメージした丸みを帯びた形状をしており、ヘッドライトも水滴のような形のものが採用されている。展示されていたクルマは形こそ最終形態だがボディーはモックアップとのこと。

 「コペン ローブS」はコペン ローブをベースに操舵の正確性向上と、より引き締まった上質な乗り味の両立を図った上級グレードモデル(詳細はhttp://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20141225_681821.htmlを参照)。これでコペンの3シリーズが出そろったことになる。

発売済みの上級グレードモデル「コペン ローブS」。Sはスポーツの意味

 ほかにもサードパーティメーカーや雑誌とコラボでカスタムされたコペンが10台展示された。なかでも目を惹いたのが、「LOVE SANJOプロジェクト」によるカーゴトレーラー牽引型のコペンや、D-SPORTによるサーキットやオフロード仕様のコペンだ。

「LOVE SANJOプロジェクト」によるカーゴトレーラー牽引型のコペン。カーゴ部分は600Lの容量があり、ゴルフバッグやキャンプ道具、折りたたみ自転車などが収納できる
D-SPORTによるサーキット仕様をイメージしたコペン
D-SPORTによるオフロード仕様をイメージしたコペン
D-SPORTによるストリート仕様をイメージしたコペン
SEICOがカスタムしたコペン。配色と後部トランクトップの形がクルマ好きを刺激するデザイン
TAMON DESIGNがカスタムしたコペン。低重心とワイド感を演出している
雑誌「OPTION」がカスタムしたコペン。パワーチューンが施されている
雑誌「REVSPEED」がカスタムしたコペン。ピュアスポーツ走行がテーマ
雑誌「Kカースペシャル」がカスタムしたコペン。高級オープンカーをイメージしてドレスアップ
Webサイト「clicccar」がカスタムしたコペン。輸入車のような都会的なドレスアップ

 トークショーではダイハツ工業 製品企画部 チーフエンジニア 藤下修氏と同 国内営業部 コペンプロジェクトリーダー 松居康彦氏が登壇、コペンのイベント施策や第3デザインモデル、ローブSについて語られた。

 松居氏は「お客さまに一番身近な会社になりたいという想いから、コペンは発売前からお客さまに試作車に乗っていただいたり、お客さまと開発陣がコミュニケートする場を設けました。発売後は『LOVE LOCAL by COPEN』というテーマでオーナーコミュニティを広げるイベントを長野で開催したところ200台のコペンが集まり、オーナーさまから好評を得ました」と語った。

 藤下氏は「去年のオートサロンから1年、ローブ発売からわずか半年で14台ものカスタムしたコペンが集まったのは嬉しい。これらのコペンはサードパーティさまに骨格や意匠情報を開示して作っていただきました」と述べ、ブース内に展示されているコペンを製作したサードパーティメーカーのスタッフを紹介、手を繋ぎを団結を表した。

トークショーではダイハツ工業 製品企画部 チーフエンジニア 藤下修氏(左)と同 国内営業部 コペンプロジェクトリーダー 松居康彦氏(右)が登壇
コペンのカスタムに携わった、サードパーティメーカーのスタッフ。左からSEICOチーフデザイナー 桧和田清登氏、D-SPORT 開発責任者 松尾光洋氏、PDC DESIGNWORKS プロダクトデザイナー やまざきたかゆき氏、TAMON DESIGN 代表取締役兼デザイナー 庄司多門氏、LOVE SANJOプロジェクト マルト長谷川工作所 代表取締役 長谷川直哉氏
サードパーティメーカーのスタッフと手を繋ぎ、団結を表した

 また、ブース内ではコペンの外板パネルを実際に交換する実演が行われ、10分足らずのうちに前部の外板パネルが2人の作業員によって取り外されていた。

ブース内で行われたコペンの外板パネルを交換するデモ。2人の作業員があっという間にコペンのフロント部分の外板パネルを外してしまった。コペンの背後にあるのは、「LOVE SANJOプロジェクト」が提案する、コペン整備時の壁面収納ユニット&ツール群

シバタススム