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D-SPORT、ダイハツ「コペン エクスプレイ」の発売に合わせてデモカーを公開

車高をアップさせるハイライダースプリング、ボンネットダンパーなども追加予定

コペン エクスプレイを使ったD-SPORTのデモカー
2014年11月19日発表

 ダイハツ車専門のカスタマイズブランドである「D-SPORT」は、新型コペンに11月19日に追加された“タフ&アグレッシブ”モデル「コペン エクスプレイ」の発売に合わせて、D-SPORTパーツを組み込んだコペン エクスプレイのカスタマイズ仕様車を公開した。

 D-SPORTはコペン ローブ用のカスタマイズパーツをすでに多数発売しており、新しいコペン エクスプレイの購入を予定している人は、この発売中のコペン ローブ用パーツがコペン エクスプレイに装着できるかという部分がまず知りたいところになるだろう。とくにD-SPORTのパーツはダイハツディーラーでも多くの販売店で取り扱っているので、新車購入のタイミングで同時装着するというケースも非常に多い。それだけに、マッチング確認は重要なのだ。

D-SPORTカラーに仕上げられた「コペン エクスプレイ」。おろし立ての新車のためホイールもまだノーマル

 そこで最新情報だが、現在ラインアップされているコペン ローブ用のパーツは基本的に装着が可能とのこと。ただし、取材した時点(11月18日)では、スポーツマフラーのみ適合確認が間に合っていなかった。そのため、コペン エクスプレイにD-SPORTのスポーツマフラーの装着を希望する人は、事前にD-SPORT、もしくは取り扱いのダイハツディーラーに確認を取ってほしい。

 それでは、今回の撮影車に装着されていたアイテムを紹介していこう。まずはフロントストラットタワーブリッジ(税別:1万8000円)。ボディーの剛性を強化するためのパーツで、材質は軽量なオールアルミタイプ。シャフト径は32φだ。

 リアにはトランクバーが装着されていた。リアトランクの開口部が広く設計されている新型コペンのリア剛性向上を狙うパーツ。専用設計されているので電動アクティブトップの開閉時に問題が起きることもなく、これを付けることでトランク内のスペースが前後にきちんと区分けされるので、容量は少し減るもののトランクの使い勝手が向上する面もある。

フロントのストラット部分に装着する強化バーは2タイプある。デモカーに装着されていたのはアルミ製のフロントストラットタワーブリッジ(左)。もう1つはアルカーボンオーバルタイプのフロントストラットタワーバー(右)。価格はどちらも1万8000円(税別)
リアのトランクバーもボディー剛性アップには非常に効果的なアイテム。専用設計で、ルーフ収納時に載せた荷物とルーフが干渉しないようスペースを確保するセパレータにもしっかりと対応

 エンジンまわりでは、現状は汎用パーツでラインアップされている製品のみ対応。アルミ製のオイルフィラーキャップII(税別:6800円)はネジ径が30㎜×P3.0㎜のMサイズが適合する。このほか、スーパーラジエターキャップ(税別:1900円)は作動弁圧が127kPaとなっている。

ほぼ黒一色のエンジンルーム内で、シャンパンゴールドカラーのオイルフィラーキャップIIは目立つ存在。ワンポイントのアクセントになっており、スーパーラジエターキャップもカラフルなイエロー
コペン ローブ用のスポーツマフラーは適合の確認が間に合わなかった。これについてはD-SPORTのホームページなどの情報更新をお待ちいただきたい。基本的にはこの製品がローブ/エクスプレイ両対応としてラインアップされる予定だが、仮に適合しなかった場合には、これとは別にエクスプレイ用の新製品を用意して対応するとのこと

 車内を見ると、CVT(7速モード付き)のシフトセレクターまわりがD-SPORTパーツでカスタマイズされている。シフトノブは握りやすさを重視した形状になっており、材質はジュラコンを採用。カラーは写真の白のほかに黒もある。価格はMT用が4200円で、CVT(7速モード付き)が4500円。D-SPORTロゴが入る鮮やかなイエローのシフトゲートは試作品で価格も未定。白いシフトノブとの組み合わせでシフトまわりの印象が大きく変わっている。そのほか、コペン ローブ用のD-SPORTパーツは以下のような対応状況となっている。

デモカーはCVT(7速モード付き)車でジュラコン製のシフトノブに交換されていた。シフトゲートも純正品とは異なるが、これはまだ試作品
スポーツ走行だけでなく、長距離ドライブのときも便利なドライバーフットレスト(写真は5速MT車)。MT車でクラッチ操作時に邪魔にならないよう、左側にオフセットされた形状となっている

 今後発売予定のアイテムでは、ボンネットダンパー、純正状態から車高をアップさせるハイライダースプリングなどが用意されるという。コペン エクスプレイのルックスには車高アップのSUVスタイルが似合うと思うので、実車の登場を期待したい。

現在は装着されていないが、ボンネットダンパーも近日ラインアップに加わる予定
車高を純正状態から約5~10mmローダウンするA-SPECスプリングが既存製品として用意されており、コペン エクスプレイにも適合。さらに車高をアップさせるX-SPECスプリング(写真)が、このコペン エクスプレイ発売に合わせてローブ/エクスプレイ両対応の製品として新登場する。詳細は11月19日以降にD-SPORTのWebサイトで公開予定
コペン エクスプレイでの電動アクティブトップ動作の風景。ハイライダー仕様のX-SPECスプリングを組めば、SUVイメージのオープンカーに仕上げることも可能。これは斬新でかっこよさそうだ

(深田昌之)