東京モーターショー2015

BMW、新型「MINI コンバーチブル」を公開。日本では2016年 第一四半期に発売予定

「日本はMINIにとってトップ10マーケットに入る国。2015年は史上最高の売上を記録する」

2015年10月30日~11月8日一般公開

 ビー・エム・ダブリューは、東京モーターショー2015で「MINI コンバーチブル」をワールドプレミア。10月28日のプレスカンファレンスでは、MINI/モトラッド/ロールス・ロイス/BMW グループ アフターセールス担当 取締役 上級副社長のペーター・シュバルツェンバウワー氏と、MINIセールス&マーケティング本部長のセバスティアン・マッケンゼン氏が登壇してプレゼンテーションを行った。

 新型MINI コンバーチブルのイギリスやアメリカでの販売開始は2016年3月を予定しているが、日本での販売は2016年度の第一四半期の予定とされている。

助手席に座るのがペーター・シュバルツェンバウワー氏、運転席に座るのがセバスティアン・マッケンゼン氏
出展された2台のMINI コンバーチブル。ブルーがクーパー、グレーがクーパーS。簡単に見分けられるポイントは前後バンパーやエキゾーストエンドなどの形状
シュバルツェンバウワー氏は「日本はMINIにとってトップ10マーケットに入る国であり、2015年は史上最高の売上を記録することになる」とプレゼンテーションの中で語った

 エクステリアはMINI独特のデザインをそのままに、30km/hまでの走行中であれば18秒以内に開閉が行えるソフトトップを備えた。

 ボディーサイズは先代モデルと比べて98mm長く、44mm広く、1mm高くなった。またホイールベースも28mm延長され、トレッドもフロントが42mm、リアが34mm拡大。フロントシートの調節幅や後部座席面積が拡大されているのをはじめ、幅広のトレッドと長いホイールベースの組み合わせによってMINI特有のゴーカート感覚に磨きをかけたとのこと。さらにラゲッジの容量は約25%増え、幌を閉じた状態で215L、開いた状態で160Lを実現している。

 また、LEDヘッドライトやLEDデイランプ、LEDテールランプなどを新採用。LEDコーナリングランプやLEDフォグランプ、車内のLED照明およびアンビエントライティングを備えた「ライトパッケージ」も用意され、多くの照明がLED化された。

 本国でのエンジンバリエーションは3種類。136PS/220Nmを発生し、6速MTの0-100km/h加速8.8秒(AT車8.7秒)、最高速208km/h(同206km/h)の性能を与える直列3気筒1.5リッターターボエンジンを搭載した「MINI クーパー コンバーチブル」、192PS/300Nmの直列4気筒2.0リッターターボエンジンから0-100km/h加速7.2秒(同7.1秒)、最高速230km/h(同228km/h)を絞り出す「MINI クーパー S コンバーチブル」、116PS/270Nmを発する直列3気筒1.5リッターディーゼルターボエンジンで0-100km/h加速9.9秒(AT車も同じ)、最高速195km/hに達する「MINI クーパー D コンバーチブル」がラインアップされている。

セバスティアン・マッケンゼン氏は「透明で明るくスマートな、新たなMINIのブランドアイデンティティの第1歩」としながらも、MINIのゴーカートライクなドライブフィールを踏襲しているとアピール

 また、9月に発表され、11月7日から納車が始まるプレミアム・コンパクト・セグメントの「MINI クラブマン」もアジア初披露された。

プレミアム・コンパクト・セグメントに属するMINI クラブマン

 そのほかにMINIブースでは、「MINI クロスオーバー」「MINI クーパー JERMYN」に加え、231PSの最高出力から0-100km/h加速6.1秒、最高速246km/hを誇る「MINI ジョン・クーパー・ワークス」なども展示している。

最高速246km/hを誇る「MINI ジョン・クーパー・ワークス」。ブースには採用パーツが壁面に展示され、パフォーマンスの高さも誇示していた
こちらは「MINIクーパー SD クロスオーバー」

酒井 利