東京モーターショー2017
【東京モーターショー2017】ホンダブースでNippon Race Engine「HR-417E」、単体で世界初公開。F1、インディエンジンと見比べ
Honda Sports EV Concept映像も掲載
2017年10月28日 12:24
- 2017年10月25日 開幕
- 2017年10月27日 プレビューデー
- 2017年10月28日~11月5日 一般公開日
「Sports EV Concept」や「モンキー 125」など派手な世界初公開が並ぶ東7ホールのホンダブース。その中でも地味ながら初公開となっていたのが、スーパーフォーミュラで使われているNippon Race Engine「HR-417E」だ。
Nippon Race Engineは、NREと略され、ホンダ、トヨタ、日産の知見によって生まれた高効率なエンジンカテゴリー。直列4気筒 2.0リッター DOHC ターボと同様なスペックで、3社がスーパーフォーミュラやSUPER GTに投入している。
ホンダブースに展示されたNRE「HR-417E」は、2017年シーズンのスーパーフォーミュラに用いられたもの。最大出力405kW(550PS)以上と記されており、2.0リッターターボとして極めて高出力なことが分かる。このHR-417Eだが、サーキットなどでマシンに搭載された状態で公開されたことはあるが、この東京モーターショーのように単体展示公開は初めて。ホンダの担当者によると、世界初公開になるという。
ライバルと激しく競い合うレーシングエンジンのため、とくに排気系やタービンまわりなどをシーズン中に見せることは基本的にない。スーパーフォーミュラは最終戦を終えており、そのタイミングもあって公開することが可能になったのだろう。
NRE「HR-417E」の横には、インディ用エンジン、F1用エンジンも展示されており、各カテゴリーにおけるエンジンの違いを見ることができる。エンジン好きにはお勧めの展示なので、必ずホンダブースを訪れてみよう。
もちろん、Sports EV Conceptなどが目玉展示であるのは変わらないので、Sports EV Conceptなどのプロモーション映像を掲載しておく。