【第45回東京モーターショー2017】ホンダ、次世代ネイキッドスポーツのコンセプト「Neo Sports Cafe Concept」展示

Neo Sports Cafe Concept

　東京ビッグサイト（東京都江東区有明）で10月25日、「第45回東京モーターショー2017」が開幕。東7ホール EM04のホンダ2輪車ブースでは、「Neo Sports Cafe Concept」や新型「ゴールドウイング」を公開している。

Neo Sports Cafe Concept（コンセプト、世界初公開）

　Neo Sports Cafe Conceptは「次世代ネイキッドスポーツ」のコンセプトだ。カウルレスのボディに大型の水冷4気筒エンジンを搭載しているが、「CB1300SF」のような伝統的なものではなく、レーシーなフォルムに仕上げられている。

近年主流だったストリートファイター系から少しだけレトロに戻った印象のネイキッドスポーツ

タンクからシートまで流れるような曲線で構成されている

CBRのものと思われる水冷4気筒エンジンを搭載

　ヘッドライトは丸型のスタイルだが、灯体にはLEDを採用している。倒立フロントフォーク、アップハンドル、片持ちのリアスイングアームとモノショックといったレイアウトだ。

丸型のLEDヘッドライトを搭載する。これは実用というよりは、あくまでもコンセプトでのデザインだろうか

テールランプもLED

リアスイングアームは片持ち

タンクに取り付けられたエンブレム

ゴールドウイング ツアー/ゴールドウイング（フルモデルチェンジ、日本初公開）

　ゴールドウイング ツアーは、SC47型ゴールドウイングから数えて17年ぶりのフルモデルチェンジを果たしてデビューするグランドツアラー。

ゴールドウイング ツアー

　フロントサスペンションは独自開発のタブルウィッシュボーン式で、乗り心地と軽快なハンドリングを実現。1833cm²の水冷4ストロークOHC 水平対向6気筒エンジンは新開発。これに7速DCT、または6速MTをトランスミッションに組み合わせ、DCT搭載車では乗車中の車体切り返しなどをより容易にする微速前後進も可能としている。「シーン別ライディングモード」は4種。装備面ではApple「CarPlay」に対応したインフォテイメントを搭載するほか、スマートキーも採用している。

新開発の水平対向6気筒エンジン

快適な長距離タンデムツーリングを実現するシートとトランク

フロントのタブルウィッシュボーンサスペンション

Apple CarPlayに対応するインフォテイメント

　また、「ゴールドウイング」はゴールドウイング ツアーのデザインからトランクレスにして、スクリーンをショートウインドスクリーンに変え、6速MTを採用するスペックとしている。従来のゴールドウイングがゴールドウイング ツアー、ゴールドウイング F6Bがゴールドウイングといった関係になるものと思われる。

トランクをなくしてサイドのパニアケースのみとなり、スクリーンも背を低くしたゴールドウイング

ゴールドウイングの2モデルは、2018年4月にスタートする新販売網「Honda Dream（ホンダ ドリーム）」で販売予定とされる

CarPlay対応インフォテイメントをはじめ、ツーリングをサポートする各種装備とコントローラを搭載

ゴールドウイング ツアーと同じ水平対向6気筒エンジン

パニアケースのみとしてスッキリとしたリアフォルム

　そのほか、今回の東京モーターショーでは、世界生産累計台数1億台を達成し、2018年に60周年を迎える「スーパーカブ」、先日生産終了が発表されたモンキーのスケールアップコンセプト「モンキー 125」、2018年に発売予定とされる「PCX ELECTRIC」「PCX HYBRID」などが展示されている。