東京オートサロン 2018
【東京オートサロン2018】日産、2月発売の特別仕様車「エルグランド ハイウェイスター ジェットブラックアーバンクロム」のプレゼンテーション
現エルグランドオーナーの近藤真彦監督も完成度に太鼓判
2018年1月13日 00:20
- 2018年1月12日~14日 開催
1月12日、幕張メッセ(千葉県千葉市美浜区)において「東京オートサロン 2018」が開幕した。西ホールにブースを構える日産自動車が新プレミアムスポーティブランド「AUTECH」のコンセプトモデルを披露したのは既報のとおり。会場ではそのほかにも2月26日に発売される特別仕様車「エルグランド ハイウェイスター ジェットブラックアーバンクロム」のプレゼンテーションや、KONDO Racingの近藤真彦監督とエルグランド特別仕様車のデザインを手がけたオーテックジャパン デザイン部の有田翔氏によるトークショーもカンファレンスで行なわれた。
また、ロー&ワイドなスタイリングを演出する「リーフ Grand Touring Concept」、アクティブ感を高めた「エクストレイル Grand Touring Concept」、アウトドアもシティユースも満喫できる「オールラウンダーグランドツーリング」のエッセンスを加えた「NV350 キャラバン Grand Touring Concept」といったコンセプトモデルに加え、2016年にアメリカで発売されたモデルをベースとした「フェアレディZ Heritage Edition」などが展示されている。
特別仕様車「エルグランド ハイウェイスター ジェットブラックアーバンクロム」
エルグランド ハイウェイスター ジェットブラックアーバンクロムは、エクステリアに漆黒フロントグリル、漆黒フォグランプフィニッシャー、ダークグラファイトフィニッシュ18インチアルミホイールを専用装備。インテリアではプレミアムタンレザーシートを採用するとともに、ドアトリムや本革巻・木目調コンビステアリング、シフトノブにタン色のステッチ加飾を施し、プレミアム感を一層高めた仕上がりになっている。
3.5リッター車は「350ハイウェイスターアーバンクロム」を、2.5リッター車は「250ハイウェイスター S アーバンクロム」をベースとしてそれぞれに2WD/4WDをラインアップし、価格は415万8000円~565万560円となっている。
なお、3.5リッター車では、「インテリジェントクルーズコントロール」や「踏み間違い衝突防止アシスト(駐車枠機能付)」、上空から見下ろしているような映像を映し出す「インテリジェント アラウンドビューモニター」などを特別装備する。
モデル | エンジン | 変速機 | 駆動方式 | 価格 |
---|---|---|---|---|
350ハイウェイスター ジェットブラックアーバンクロム | V型6気筒DOHC 3.5リッター | CVT(6速マニュアルモード付き) | 2WD(FF) | 5,358,960円 |
4WD | 5,650,560円 | |||
250ハイウェイスター S ジェットブラックアーバンクロム | 直列4気筒DOHC 2.5リッター | 2WD(FF) | 4,158,000円 | |
4WD | 4,449,600円 |
このエルグランド特別仕様車についてプレゼンテーションを行なった有田氏は、「今回の特別仕様車は“走り”にフォーカスしたデザインを行ないました。コンセプトは“大人のスポーティプレミアムミニバン”。我々がお客様に届けたいのは、爽快な走りはもちろんのこと、街中で一目置かれる圧倒的な存在感、そして乗る人の気持ち高まる特別なクルマです。例えば高級ホテルといったフォーマルな場所でも自信を持って乗り付けることができる、休日は奥様に安らぎと喜びをプレゼントできる。そんなクルマを目指しました」と説明。
こうしたコンセプトを実現するために注目したのが日産のスポーツカーで、「GT-RやフェアレディZが持つスポーティで華やかな世界観をミニバンで取り入れることがデザイナーのチャレンジでした。デザインキーワードは“ダイナミック&ラグジュアリー”で、ダイナミックというのはエルグランドが持つロー&ワイドなプロポーション、そして低重心が生み出す走りを指します。ラグジュアリーというのは上質さを極めた高級感を指します。このジェットブラックアーバンクロムは、このダイナミックな走りとラグジュアリーな高級感の2つを詰め込んだ、まさに大人のスポーティプレミアムミニバンです」とアピールを行なった。
具体的な内容としては、エクステリアでは「圧倒的な存在感を表現するために、フロントグリルとフォグランプフィニッシャーに漆黒を意味するジェットブラッククロムを採用しました。これはスポーツカー表現に見られるパーツのダーク化によってスポーティな見栄えを、そこにクロムの質感を与えることでスポーティで上質な表現に仕上がっています。また、ダークグラファイトで仕上げた18インチアルミホイールを装備しました。このアルミホイールが放つ深みのあるハイエンドの輝き、これがエルグランドの走りと高級感に磨きをかけています」と紹介するとともに、タンカラーを採用したインテリアについては「GT-Rと同じタン色を設定したことで、ミニバンでありながらスポーティで華やかな世界観を演出しました。またタン色のステッチ、ダーク木目のフィニッシャーによって華やかで深みのある大人なものに仕立てています。これらこだわりのディテールがエルグランドを1つ上のラグジュアリーカーに昇華します」と説明している。
一方、プレゼンテーションの後半に行なわれた近藤監督と有田氏によるトークショーで、近藤監督はエルグランドを所有していることが紹介され、エルグランドのお気に入りのポイントとしてフロントデザインを挙げるとともに、「低重心で、ワゴン車にありがちなフラフラ感みたいなのはない。スポーティにドライビングできるところがいいと思います」「遮音性が本当にいい。音楽やテレビの音が綺麗に聞こえるので非常にリラックスできます」と紹介。
また、有田氏の「プレミアムタンレザーシートを非常にこだわって作りました。GT-Rと同じ色を設定し、スポーティさや華やかさをエルグランドに取り入れています」とのコメントに近藤監督も「いいですよね!」と共感していた。