CES 2017
「CES 2017」が開幕。自動運転車やつながるクルマなど未来のクルマを各社が競う
ホンダのAI搭載EVなどLVCCのNorth Hallで分かる、明日のクルマ
2017年1月6日 06:10
1月5日(現地時間)、世界最先端の技術や製品の見本市となる「CES」(Consumer Technology Association[CTA:全米民生技術協会]運営)が米国ネバダ州ラスベガスのLas Vegas Convention Center(以下、LVCC)などで開幕した。一般公開が始まり、各社はその展示内容を明らかにした。
クルマ関係の中心となるのは、LVCCのNorth Hall。CESが、Consumer Electronics Show(全米家電見本市)の略であるとされていたころは、カーオーディオなどが中心に展示されていたが、近年は自動車メーカーなどが積極的に出展。2017年の「CES 2017」では、トヨタ自動車、日産自動車、本田技研工業、フォルクスワーゲン、メルセデス・ベンツ(ダイムラー)といった、米国以外の自動車メーカーが、最先端の技術やクルマを展示する場となっている。
また、ボッシュやデンソー、ZF、デルファイなど、自動車メーカーにモジュールや機能部品を納める部品メーカーも出展。それぞれ世界的な巨大企業だが、このCESにおいて最先端製品を展示し、次世代のクルマ像を描こうとしている。
CESの開催日とかぶる形で、北米ではデトロイトショー(North American International Auto Show、北米国際自動車ショー)が開催されるが、デトロイトショーは完成したクルマの展示、CESは未来のクルマの技術要素の展示といった趣が強い。そのため自動運転技術などは各社がそのコンセプトを競う形で出展しており、各社の自動運転技術やつながるクルマの方向性の違いを見ることができる。
Car Watchでは、すでにプレスカンファレンスの模様をお届けしているが、会場についても順次記事をお届けしていく。