イベントレポート CES 2020

「CES Unveiled」、ボッシュのバーチャルバイザーや小糸製作所の次世代ヘッドライト展示

2020年1月5日(現地時間) 発表

ボッシュのバーチャルバイザーによる効果。目のまわりが暗くなっている

 米国ネバダ州ラスベガスで行なわれる世界最大の技術見本市「CES 2020」(登録者公開日:1月7日~10日)のプレイベント「CES Unveiled」が1月5日(現地時間)開催された。

 CES Unveiledでは、CESの開催に先立ちコンシューマテクノロジ製品の優れた設計とエンジニアリングを表彰する「CES2020 Innovation Awards」受賞製品の展示などが行なわれるほか、100以上の企業が参加してデモンストレーションやプレゼンテーションを実施した。

 ボッシュはこのCES Unveiledで、液晶ディスプレイパネルとドライバーをモニタするカメラとを連動させ、AI(人工知能)により液晶ディスプレイ上でドライバーの目に光が届く部分のみを暗くする

 残りの部分は透明なままでドライバーの視界を遮ることのない「Virtual Visor(バーチャルバイザー)」を初公開。実演ディスプレイには、実際にドライバーの目のまわりがくらくなっている様子と、AI解析の結果を重畳。まぶしい光の中でもドライバーがまぶしそうにしていない様子を映し出していた。

バーチャルバイザーのデモ風景。左から光が入ってきている
BOSCH Virtual Visor

 また、小糸製作所はレクサス「RX」にも採用された「ブレードスキャン ADB」が「CES2020 Innovation Awards」ことを報告する展示を行なっていたほか、次世代のヘッドライトを展示。ブレードススキャン ADBでは横方向の光の制御を行なっていたが、次世代ヘッドライトではDLP方式として知られる市販プロジェクターのキーデバイスであるDMD(Digital Micromirror Device)を採用することで、縦方向にも横方向にも光を制御できるという。これにより、対向車にまぶしくない制御、反射材を内包する標識が光りすぎないようにする制御などを行なえるようになる。この次世代ヘッドライトによる大規模デモは、CES 2020の会場で実施すると語った。

「CES2020 Innovation Awards」を受賞した小糸製作所のブレードススキャン ADB
こちらはDMDを使う次世代ヘッドライト。1月7日から大規模デモを公開する
「CES Unveiled」は、CES 2020の展示製品が大規模に見られる事前イベントとあって、多くの報道陣が参加した

編集部:谷川 潔