イベントレポート CES 2020
BYTON、スマートフォンのようなEV「M-BYTE」を北米初公開。ツインモーター4WDも可能
丸紅やACCESSもパートナーとして参加
2020年1月6日 22:22
- 2020年1月5日(現地時間) 発表
米国ネバダ州ラスベガスで行なわれる世界最大の技術見本市「CES 2020」(登録者公開日:1月7日~10日)のプレスイベントが1月5日(現地時間)始まった。クルマ関連の出展者として最初のプレスカンファレンスとなったのがが、EV(電気自動車)の開発・製造を行なうBYTON(BYTON Limited.)。
BYTONは、2019年のフランクフルトショーで「M-BYTE」の量産モデルを世界初公開。1年後のCESでは、量産モデルを北米初公開するとともに、「M-BYTE」の開発パートナーなどを発表した。
M-BYTEは、4875×1970×1665mm(全長×全幅×全高)のBEV(バッテリEV)で、駆動方式としては1モーターRWDの200kWモデル、2モーター4WDの300kWモデルがある。バッテリ容量は95kWのモデルと72kWのモデルがあり、4WDは95kWのモデルにのみ設定される。エントリーモデルのターゲット価格は4万5000ドル(1ドル110円換算で、495万円)となっており、WLTPで224km~285kmという航続距離を実現している。
CES 2020のプレスカンファレンスでは、このBYTONのパートナーとして丸紅を紹介。丸紅はBYTONと資本業務提携を行ない、製造面からサポートを行なっていく。
また、このM-BYTEにはBYTON Stageと呼ばれる48インチの4K再生可能な湾曲ディスプレイがダッシュボードに装備され、Driver Tabletと呼ばれる7インチのステアリングホイール内蔵タブレットでコントロールできる。BYTON Stageは、スマートフォンのようにアプリケーションを実行可能で、CES 2020ではターミネーターの映像が見られることをアピールしていた。
この映像を再生するブラウザの開発メーカーとして、組み込みブラウザで知られるACCESS 代表取締役社長 大石清恭氏が登壇。コンテンツを提供するVIACOM CBSとともにBYTON Stageの可能性を語った。