イベントレポート CES 2020

ヴァレオ ジャック・アシェンブロワ CEO、eモビリティ分野における成長を紹介

2020年1月6日(現地時間) 発表

ヴァレオ ジャック・アシェンブロワ CEO

 世界最大の技術見本市「CES 2020」において、世界的な大手サプライヤーであるヴァレオ(Valeo)はプレスカンファレンスを実施。ヴァレオ CEO ジャック・アシェンブロワ氏は、eモビリティ分野におけるヴァレオの成長を紹介するとともに、48Vソリューションのラインアップを紹介。同社がeモビリティ分野においてリーダーであることを示した。

 アシェンブロワ CEOは、2030年までのマーケットデータを紹介。2020年、2025年と48V電動化と高電圧電動化はともに成長。2030年には74%が電動化車両になり、エンジンのみの車両は26%になるという。もちろん電動化ソリューションを多数用意するヴァレオも成長していくという。

 また、成長市場として挙げたのがドライバーレスカーの分野。レベル2、レベル2+自働運転も大きく伸びていくが、一番伸びが大きいのがドライバーレスカーの市場になるという。これは、グローバルで年間で135万人が亡くなるという交通事故の実態があり、150人乗りのエアバス A320が1年間毎日1時間に1機事故になるというWaymo CEOの言葉を紹介し、交通事故死ゼロ社会へ向かう必要性を伝えた。

電動化の成長について
成長見通し
グローバルで年間135万人が交通事故で亡くなっている
自働運転分野の成長する速度
ヴァレオのもつADAS機器類
ADAS関連の売上げ
ヴァレオのコンポーネントによってスマートモビリティを実現
利益について

 また、1942年に電動車をプロデュースしたり、2004年にはアイドリングストップシステムを作り上げたりしたことを紹介。深い歴史に裏打ちされた高性能なモーター、高度な統合ECUがそろっていることを紹介した。

1942年の電動車
アイドリングストップシステム
48Vソリューション
高機能ECU
100万行のコードがらなる
2万回転/分を実現するeモーター
48Vソリューションの広がり
ヴァレオがNo.1の電動化サプライヤーであるという
いわゆるストロングハイブリッドと言われる高電圧ハイブリッドソリューション
多くのデザインウィンを実現している
48Vの成長について
48Vソリューションの配置
48Vソリューションを利用したスマートeモビリティ
2020年のプロダクト
多くのeモビリティソリューションを備える

編集部:谷川 潔