イベントレポート

【フランクフルトショー 2019】ちょっと写真で見る ルノー「キャプチャー」

タブレットのように使える10V型ディスプレイや4つのUSBポートも

2019年9月10日(現地時間) 公開

キャプチャーのセンターコンソールに用意されている車載情報システム。大きな10V型ディスプレイはまるでiPadのように利用できる

 仏ルノーは、ドイツ フランクフルトで開催されている国際モーターショー「フランクフルトモーターショー(IAA)2019」に出展。2代目となるコンパクトSUV「Captur(キャプチャー)」を車両展示している。

 キャプチャーはコンパクトSUVに分類される製品で、通常のガソリンエンジンやディーゼルエンジンに加え、PHEV(プラグインハイブリッドカー)を含む複数のパワートレーンをラインアップ。内装ではタブレット風の10V型車載情報システムを搭載していることが大きな特徴となっている。

 また、前席と後席に各2個、計4個のUSBポートを備え、4人乗車した場合でも1人1個のUSBポートを利用できるなど、デジタル世代のユーザーの使い勝手も考慮されているところも特徴的だ。本記事ではそうしたキャプチャーについて写真でお伝えしていく。

ディーゼル、PHEVなど複数のパワートレーンをラインアップするキャプチャー

ルノーの新型キャプチャー

 ルノーが発表したキャプチャーはコンパクトSUVに分類されるクルマで、近年の自動車業界で売れ筋カテゴリーになっている。日本でも日産自動車の「ジューク」、本田技研工業の「ヴェゼル」などが人気を集めているのはよく知られている。

 新しいキャプチャーはルノーと日産によるアライアンスで共同開発している「CMF-Bプラットフォーム」がベースになっており、ガソリンエンジン、ディーゼルエンジン、さらにルノーが「E-TECH」と呼ぶプラグインハイブリッドという3種類のパワートレーンをラインアップしていることが大きな特徴となっている。

 また、センターコンソールには10V型とやや大型の車載情報システムを備えており、iPadなどのタブレットのような感覚でナビゲーションや音楽再生などを行なうことができるほか、USB Standard A端子(いわゆるUSB-A端子)が前席に2つ、後席に2つと計4つ用意されており、4人でドライブした時でも1人で1つずつ使うことができるなど、若い世代のライフスタイルを意識した仕様になっている。

新型キャプチャー
ヘッドライトにCシェイプのデイタイムランニングライトを内蔵
フロントグリルのルノーマーク
シャークフィンタイプのルーフアンテナ
タイヤサイズは前後とも215/55R18
リアハッチを開けたところ
内装デザインも大きく変更されているという
ステアリングはレザータイプ
シフトセレクター
ステアリング左側のスイッチ類
エアコンのスイッチはダイヤルタイプ。下に2つのUSBポートを用意する
縦長の10V型ディスプレイを採用する車載情報システム。大きくて見やすい
センターコンソールに収納スペースを設定。パーキングブレーキは電動式
ルーフにあるマップランプ
センターコンソール後方にリアシート用のUSBポートとエアコン吹き出し口を用意する
多彩なパワートレーンのラインアップ
PHEVユニット
PHEV用ICE
バッテリー容量は9.8kWh
ガソリンエンジンのTCe 130 GPF EDC 7

笠原一輝