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ルノー、「キャプチャー」マイチェンで悪路走破性を高める「エクステンデッドグリップ」新搭載
個性を際立たせるCシェイプフロントLEDランプ、LEDヘッドライト/LEDテールランプ採用
2018年3月6日 15:48
- 2018年3月8日 発売
- 269万9000円~279万9000円
ルノー・ジャポンは、コンパクトSUVの「キャプチャー」をマイナーチェンジして3月8日に発売する。価格は、ルーフカラーと同色のファブリックシートを装備した「インテンス」が269万9000円、レザーシートを装備した「インテンス レザー」が279万9000円。
キャプチャーは「Explore(冒険の旅に出る)」をテーマとするコンパクトSUV。今回のマイナーチェンジでは、新世代のルノーデザインを特徴付けるCシェイプフロントLEDランプをはじめ、LEDヘッドライトやLEDテールランプに加え、悪路での走破性を高める機能の「エクステンデッドグリップ」を新しく採用した。
モデル | エンジン | 変速機 | 駆動方式 | 価格 |
---|---|---|---|---|
キャプチャー インテンス | 直列4気筒DOHC 1.2リッター直噴ターボ | 6速EDC | 2WD(FF) | 2,699,000円 |
キャプチャー インテンス レザー | 2,799,000円 |
新型キャプチャーのボディサイズは4135×1780×1585mm(全長×全幅×全高)で、最高出力87kW(118PS)/5000rpm、最大トルク205Nm(20.9kgm)/2000rpmを発生する直列4気筒DOHC 1.2リッター直噴ターボエンジンを搭載。トランスミッションにはマニュアルモードできびきびとした走りが楽しめる6速EDCを組み合わせ、前輪を駆動する。
燃費向上技術としてストップ&スタート機能やECOモードのほか、減速時にオルタネーターを稼働させてバッテリーを充電する回生機構と、バッテリーからの電源供給機会を増やしてエンジン負荷を軽減し、燃料消費を抑える機能を組み合わせた「エナジースマートマネジメント(ESM)」を搭載。必要に応じてフラップを開閉させて空気抵抗を減少させる「コントロールドフラップ」をラジエター前に採用している。
新しく採用された悪路走破用機能「エクステンデッドグリップ」は、路面状況に応じて「標準モード」「ソフトグラウンドモード」「エキスパートモード」の3つの走行モードを切り替えて駆動力の制御が可能となる。また、エクステンデッドグリップの性能を活かすために、タイヤはマッド&スノーを装着している。
主に舗装された道路に適応する標準モードでは、路面グリップに対してエンジン出力(トルク)が過剰な際は出力を制限し、駆動輪の空転が起きると自動的に個別ブレーキが作動して空転を止めるように補助。
ソフトグラウンドモードでは、路面グリップに対して最適にエンジン出力(トルク)と個別ブレーキを制御し、駆動輪を適切に空転させて雪や泥を取り除きグリップを確保。
滑りやすい路面でも自身でアクセルコントロールができる上級者向けのエキスパートモードでは、ECUによるエンジンの出力(トルク)制御が作用しない代わりに、駆動輪に適度の空転が起きると、自動的に個別ブレーキが作動して、空転を制御するように補助。左右の駆動輪接地面が異なる路面状況のときでも、優れた発進性能が期待できるとした。
エクステリアでは、張り出したホイールアーチで堂々とした印象を与え、大きく傾斜の強いフロントウィンドウでダイナミックさを強調。前後バンパー下部に装着されたスキッドプレートでSUVらしさを高めている。また、フロントにはフルLEDヘッドライト、デイタイムランプ兼用CシェイプLEDランプ、コーナリングランプ機能付LEDフォグランプを、リアには立体的なデザインのLEDランプを採用してスタイリッシュな印象を高め、個性を際立たせた。
ボディカラーは全車2トーンとなり、インテンスでは「オランジュ アタカマ M(メタリック。以下同)+グリ プラティヌ M」「イヴォワール+カプチーノ M」「ブルー オセアン M+グリ プラティヌ M」、インテンス レザーでは「ブラン ナクレ M+ノワール エトワール M」の計4色を設定。ボディカラーとルーフカラーの組み合わせは全て新色となる。
インテリアでは、飛行機の翼からインスピレーションを得たというダッシュボード中央のセンタークラスターに新しく「R&Goラジオ」を搭載。ルノーが提供するR&Goアプリケーションをスマートフォンにインストールして連携させると、各種インフォテインメントをスマートフォンから操作可能となる。
加えて、乗車する際に靴や服が汚れるのを防ぐシルカバーが各ドアの底部に装備されているほか、リアシートに160mmのスライド機構を採用。後ろにスライドするとリアのニールームが640mmとなり、リアシートを前にスライドさせてチャイルドシートを装着するとフロントシートから子供に手が届きやすくなるなど、使い勝手を向上させている。
多彩なアレンジができるラゲッジルームは、耐荷重120kgのラゲッジボードをラゲッジ開口部と同じ高さの位置に設置して、リアシートを最後方にスライドさせた状態の容量は377Lとなり、リアシートを最前端までスライドさせると容量は455Lに拡大。ラゲッジボードをラゲッジ床面に設置すると背の高い荷物などを入れることも可能となり、その状態でリアシートのシートバックを折りたたむと、容量は1235Lとなる。