イベントレポート

日産、新型「パトロール」を2027年度前半に日本市場へ投入

2025年10月31日~11月9日 開催(一般公開日)
「ジャパンモビリティショー 2025」で展示されるパトロール

 日産自動車は10月29日、「ジャパンモビリティショー 2025」(プレスデー:10月29日~30日/一般公開日:10月31日~11月9日)の会場において、「パトロール」を2027年度前半に日本市場へ投入することを明らかにした。仕様や価格などの詳細情報は、発売時期に合わせて発表するとのこと。

 7代目となるパトロールは、2024年9月にアラブ首長国連邦アブダビで開催されたイベントでデビュー。中東、アメリカを主要マーケットとする3列シート8人乗りのモデルとなり、ボディサイズは5350×2030×1945mm(全長×全幅×全高)、ホイールベースは3075mmと大柄な体躯が特徴となる。

 主要マーケットは海外だが、生産は日産車体九州。物流や関税などのロスなく導入できることから日本市場への導入も検討されていた。今回、日本市場へ導入することとなった理由としては「市場からの要望が大きかった」といい、GT-Rがラインアップから外れたいま、新たなフラグシップモデルとして日産をけん引していく。

パトロールのボディサイズは5350×2030×1945mm(全長×全幅×全高)、ホイールベースは3075mm

 なお、海外ではV型6気筒3.5リッターターボ、自然吸気のV型6気筒3.8リッターの2種類のエンジンを用意するが、日本市場に導入されるパワートレーンは明らかになっていない(展示車両はターボモデル)。

 ジャパンモビリティショーの会場では乗り込み可能な状態でパトロールを展示。中でもアメリカのオーディオブランド「Klipsch」の12スピーカーサウンドシステムをぜひ体感していただきたいとはパトロール担当者談。日産ブースでは迫力のボディとともにオーディオにも注目いただきたい。

ジャパンモビリティショーの会場ではパトロールへの乗り込みも可能。「Klipsch」の12スピーカーサウンドシステムにも注目
パトロール(4W60型)が誕生したのは1951年ということから、現行パトロールの内装や外装の一部に「Since 1951」のロゴが入る
編集部:小林 隆