イベントレポート 東京オートサロン 2022

モデリスタの新型「ノア」「ヴォクシー」用カスタマイズパーツに俳優の中尾明慶さんも好感触

2022年1月14日~16日 開催

新型ノア/ヴォクシー用のカスタマイズパーツを披露したモデリスタ

 モデリスタ(トヨタカスタマイジング&ディベロップメント)は1月13日、トヨタ自動車の新型「ノア」および新型「ヴォクシー」向けとして「MODELLISTA エアロパーツセット」など多数のカスタマイズパーツを発売した。全国のトヨタ車両販売店で購入できる。

 また、「東京オートサロン 2022」では、開催期間となる1月14日~16日にモデリスタブースで同カスタマイズパーツを装着した車両2台が展示されている。

モデリスタのブース

「モデリスタが考えるエレガンス」を提案する新型ノア用パーツ

カスタマイズパーツを装着した新型ノア

 新型ノア用のパーツとして展開する1つは「MODELLISTA エアロパーツセット」。「フロントスポイラー」「サイドスカート」「リヤスカート」の3点セット、もしくはそれに「フロントグリルキット」「シグネチャーイルミブレード」「イルミルーフスポイラー」を加えた全6点セットが用意される。

 コンセプトは「Brand new Elegance、上質かつ精悍なNEXTエレガントアイス スタイル」で、開発を担当したデザイナーいわく「モデリスタが考える新しいエレガンスの表現の提案」を目指したもの。中でもフロントグリルについては「メッキのワイドな造形」と「左右のL字の造形」によって「より精悍で立体的な、押し出しのあるデザイン」を狙ったとのこと。

フロントグリルまわり

 そのほか、ボディに高級感を与える「クールシャインキット」として、「フードガーニッシュ」「サイドドアガーニッシュ」「ミラーガーニッシュ」「バックドアガーニッシュ」のセットもラインアップする。

光るフロントグリルでさらなる個性を演出する新型ヴォクシー用パーツ

カスタマイズパーツを装着した新型ヴォクシー

 一方、新型ヴォクシー用の「MODELLISTA エアロパーツセット」では、「フロントスポイラー」「サイドスカート」「リヤスカート」の3点セット、もしくはそれに「シグネチャーイルミグリル」「イルミルーフスポイラー」を加えた全5点セットが用意される。

 こちらは「Sharp×VAOUR、エッジーな存在感が際立つエモーショナルミニバン スタイル」がコンセプト。新型ヴォクシー自体、元から「独創的でアグレッシブなスタイル」であるため、「そことマッチングさせる造形感」と「モデリスタらしい個性の強い意匠」を両立させたデザインを考えたという。

 最も特長的なポイントは、フロントで青く光る「シグネチャーイルミグリル」。担当デザイナーによると「光ることでエッジ感、精悍な表情を演出する」とともに、フロントフェイスのグラフィックを大きく変えることによってさらなる押し出し感と個性を表現した。

 新型ヴォクシーにも、同じくボディに高級感を与える「クールシャインキット」として、「フロントグリルガーニッシュ」「サイドドアガーニッシュ」「ミラーガーニッシュ」「バックドアガーニッシュ」のセットを用意する。「フロントグリルガーニッシュ」では、あえて一部に「エッジの効いた」メッキを施し、「ガーニッシュ単体でもしっかり個性が出る」ようなスタイリングにしたとのこと。

フロントグリルまわり
「シグネチャーイルミグリル」

より大きく見え、先進的な表現も取り入れた18インチホイール

「MODELLISTA エアロパーツセット」のうち「リアスカート」と「イルミルーフスポイラー」は、2車種で共用のパーツとなる。リアスカートについては、標準とは異なる台形に見えるスタイリングとすることで「ワイド感と軽快さを表現」。両サイドにメッキパーツもあしらうことで、他のメッキパーツ部分との統一感も得られるとしている。

新型ノアの「リアスカート」
新型ヴォクシーの「リアスカート」

「イルミルーフスポイラー」は、高い位置に青く光るブレードを配し、リアに表情を加えるもの。センターをクランク形状にすることで動きを付けたような意匠にもこだわった。新型ヴォクシーでは、フロントのシグネチャーイルミグリルとあわせて導入することで、一段とデザインの統一感をもたせることができるとする。

新型ノアの「イルミルーフスポイラー」
新型ヴォクシーの「イルミルーフスポイラー」

 そのほか、共通パーツとして18インチホイール「MODELLISTA WingDancer X VII」もラインアップ。スポーク部分をすり鉢状の断面にして実物以上に大きく見えるようにしたうえで、部分的に放射状のデザインを入れることで「先進的な表現」も加えた。

新型ノアの「MODELLISTA WingDancer X VII」
新型ヴォクシーの「MODELLISTA WingDancer X VII」

 東京オートサロンのモデリスタブースで、発表会に登場した俳優の中尾明慶さんは、モデリスタのエアロパーツなどを装着した新型ノアを見て「グリルが一番印象的。高級感がさらに増した」と話し、車体との一体感がありながら「やり過ぎている感もない」ところに好感を抱いた様子だった。

 また、新型ヴォクシーについては、同車両のモデリスタパーツのコンセプトが伝えられる前に「ノアとは違ってシャープな感じ」とズバリ言い当てた。スタイリングに押し出し感があるだけでなく、そのなかにも上品さがあるとコメントしていた。

かつて「ランドクルーザー200」や「アルファード」にも乗っていたことがあるという中尾明慶さん
日沼諭史

1977年北海道生まれ。Web媒体記者、IT系広告代理店などを経て、フリーランスのライターに。IT、モバイル、オーディオ・ビジュアル分野のほか、四輪・二輪や旅行などさまざまなジャンルで活動中。2009年より参戦したオートバイジムカーナは2年目にA級昇格、2012年にSB級(ビッグバイククラス)チャンピオン獲得。