イベントレポート 東京オートサロン 2025

ドリフトレーサーらが続々登場! モンスターマシンだらけのTOYO TIREブース

2025年1月10日~12日 開催

モンスターマシンが並ぶTOYO TIREブース

 TOYO TIREは「東京オートサロン2025」(幕張メッセ:2025年1月10日~12日開催)のブースで、オンロード・オフロード問わず、同社製タイヤを装着するさまざまなレースマシンを展示している。

 ブースには1100馬力のオフロード四駆、マクラーレン「P1 GTR」のチューニング車両などモンスターマシンが勢ぞろいしており、会期中のステージイベントではそれらのマシンでレース参戦する選手らが登壇する予定だ。

TOYO TIREのブース

1000馬力超のオフロードマシン、ドリフトマシンが展示

 ブースのなかでもひときわ目を引くのは、北米のオフロードレースシリーズ「SCORE World Desert Championship」に参戦する1100馬力の「Menzies MotorsportsMason AWD Desert Truck」。TOYO TIREのピックアップトラック・SUV用タイヤ「OPEN COUNTRY M/T-R」を装着しており、2024年に行なわれた同シリーズのうち「第5回 SCORE BAJA 400」では、この車両が総合優勝を果たした。

Menzies MotorsportsMason AWD Desert Truck
ピックアップトラック・SUV用タイヤ「OPEN COUNTRY M/T-R」

 また、ドリフト競技用のタイヤ「PROXES R888R Drift」を装着したマクラーレンのハイパーカーP1 GTRのチューニングマシンも、まさしくモンスターな面構え。もともとのV8ツインターボエンジンからマツダのロータリーエンジンに換装し、約1000馬力を叩き出す。“マッド・マイク”の愛称で知られるドリフトレーサーのマイク・ウィデット選手が操り、「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2024」でお披露目されたものだ。

マクラーレン「P1 GTR」のチューニングマシン
「PROXES R888R Drift」

 さらにそのマッド・マイク選手の息子であるリンカーン・ウィデット選手が駆る、NDロードスターをベースにした「TCP-Magic 6ROTOR ND MAZDA ROADSTER」は「PROXES R888R」を採用。こちらは6ローター化されたロータリーエンジンを搭載し、そのパワーは800馬力に達するという。

「TCP-Magic 6ROTOR ND MAZDA ROADSTER」
「PROXES R888R」
四駆車パーツメーカーのJAOSがカスタムした、「OPEN COUNTRY R/T TRAIL」を装着する「JAOS LEXUS GX」
「OPEN COUNTRY R/T」を装着する三菱自動車「トライトン」
「PROXES Sport 2」を装着するBMW「M4」

ドリフトレーサーのトークセッション、ドリフトのデモランも

TOYO TIRE株式会社 代表取締役社長&CEOの清水隆史氏

 1月10日に行なわれたプレスカンファレンスでは、TOYO TIRE代表取締役社長&CEOの清水氏が登壇し、今回のブースについて「ブランドイメージのアピールの舞台とはせず、ご来場の皆さまと気持ちを重ねコミュニケーションを図りたい」という考えで出展したと説明。魅力的なマシンを展示するだけでなく、それをきっかけにユーザーとの対話を増やしたいという思いを明かした。

 続いて、同社がサポートするレースドライバーも登壇。ドリフトレーサーの川畑真人選手、マッド・マイク選手とその息子のリンカーン選手、AWD Desert Truckのドライバーであるブライス・メンジス選手らがあいさつした。このうち川畑選手とマッド・マイク選手は、1月11日と12日のステージイベントでもたびたび登場予定となっている。屋外ではドリフトのデモランも実施されるので、来場前にスケジュールを確認しておこう。

TOYO TIREがサポートする選手らも壇上であいさつ
1月11日(左)、12日(右)のステージイベントなどのスケジュール(同社Webサイトより)
日沼諭史

1977年北海道生まれ。Web媒体記者、IT系広告代理店などを経て、フリーランスのライターに。IT、モバイル、オーディオ・ビジュアル分野のほか、四輪・二輪や旅行などさまざまなジャンルで活動中。2009年より参戦したオートバイジムカーナは2年目にA級昇格、2012年にSB級(ビッグバイククラス)チャンピオン獲得。