イベントレポート 東京オートサロン 2025

ADVAN Sportの魅力を伝えるため、ADVAN Sportオンリーの展示を行なう横浜ゴムブース

2025年1月10日~12日 開催

アドバンシリーズのフラグシップタイヤである「ADVAN Sport(アドバン スポーツ)」オンリーの展示を行なう横浜ゴムブース

 横浜ゴムは1月10日~12日の期間に幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催されている「東京オートサロン2025」で、同社のフラグシップタイヤ「ADVAN Sport(アドバン スポーツ)」を中心にしたブースを展開している。

 アドバン スポーツというタイヤはもともと純正装着用タイヤとして誕生したもので、主に欧州のスポーツカーに装着されていた。純正装着タイヤというといささか地味な印象もあるが、アドバン スポーツはその性能の高さから高い評価を受けていた。そのため純正装着車以外からもこのタイヤを使いたいという声が多くなり、それに応えるようにサイズ拡大を続けてきた。

 現在はサイズバリエーションもかなり広くなっているので、装着できるクルマが非常に多い。そこで東京オートサロンという場でタイプの違うクルマにアドバン スポーツを装着して、多くの人にアドバン スポーツを知ってもらうというコンセプトでブースは作られている。

広いブースの展示物すべてがワンブランドのみというこれまでにない展開
アドバン スポーツ
トレッドパターン。サイドウォールのデザインも含めて派手すぎないので、いろいろなクルマにマッチする

 アドバン スポーツは横浜ゴムのラインアップの中ではフラグシップという位置づけである。それだけにグリップがいいとか、静粛性が高いというような一部の性能ではなく、高次元でトータルバランスに優れる作りとなっているのが特徴だ。

 ただし、アドバンというブランドからも分かるようにただ行儀がいいだけのタイヤではない。アドバンにはサーキット走行にも適したハイグリップタイヤとして「NEOVA(ネオバ)」というブランドもあり、アドバン スポーツはそこまでの性能はないにしろ、開発段階ではサーキットで鍛えられているのでグリップ力やコントロール性能は優れている。それでいて乗り心地のよさ、静粛性の高さ、さらにはウェット性能の高さなども持ち合わせているということだ。

 こうしたタイヤは例えばトヨタ「GR86」のように大人も楽しめるスポーツカーにもマッチする性格となっている。実際、今回の展示車にもGR86はあり、来場者からも高い注目を受けていた。

メルセデス・ベンツ「メルセデスAMG G 63」
タイヤサイズはフロント、リアともに305/35R23
ポルシェ「911 スピードスター」(世界1948台限定車)
タイヤサイズはフロントが245/35R20。リアは305/30R20
テスラ「モデル 3 ワークス」(リバティウォーク)
タイヤサイズはフロント、リアともに275/35R19
トヨタ「ハリアー」
タイヤサイズはフロント、リアともに245/45R20
トヨタ「GR86」(織戸茉彩氏所有車)
タイヤサイズはフロント、リアともに245/35R18

 市場には多くのタイヤがあるが、アドバン スポーツのような性格のタイヤはあまりないというイメージなので、スポーツ性と快適性がバランスしているタイヤを探している方は東京オートサロン 2025の横浜ゴムブースでアドバン スポーツをチェックしてみていただきたい。

 なお、ブースには展示車に装着しているサイズだけでなく、さまざまなサイズのアドバン スポーツが展示されているので、サイズ違いでのタイヤの印象も確認できる。

アドバン スポーツ以外、唯一展示されていたのがADVAN dB(アドバン デシベル)V553。こちらはアドバンブランドの中でもっとも静粛性に優れたタイヤだ
さまざまなサイズが展示されている。タイヤはサイズごとにイメージも変わるので実物を見られる機会はうれしい
深田昌之